フラグは無視します
目を開けるとそこは草原だった。
神に貰った力も正常に働いている。
服もこちら用を貰ったし。
準備は万端。
ここはノイン草原だ。
その向こうの山がアラウト山。
森がマシヤ。
マシヤに行くかアラウトに行くか…
アラウトにしようその向こうに
タバサって言う町がある。
そこでギルド登録して金を稼ごう。
俺、池上和音は歩き出した。
「兄ちゃん金目のものは置いていきな」
歩いて数分で山賊に出会った。
「金目のものがないんだが」
「そんな綺麗な服を着て無いだと?
嘘をつくな!」
そう言われても…
「飛んでみようか?」
ぴょんぴょん飛んでみた。
「バカにしてるのか!?」
山賊が怒り出したが、
これ以上どうしたらいいのだ。
「金目のものはない。
その証明だが…」
「もういい、サンダーボール!」
魔法を唱えると、
目の前にバチバチと音のするボールが出てきた。
「いけ!」
俺はそれを普通に避けた。
遅いし弱いな…魔力がスカスカだ。
「魔法とはこうやる」
無詠唱でボールを出す。
山賊のものに比べて強いのが見ただけでわかる。
バチバチと激しく鳴り、
今にも爆発しそうだ。
「馬鹿にしやがって!サンダーアロー!」
「ファイアーボール」
「ウォーターランス」
山賊たちがそれぞれ魔法を唱えていく。
みんな薄いな…
めんどくさいし…
あぁ、こういう時はあれだ
「グラビティ」
ぐしゃ!
グラビティとは重量の魔法で、
それで山賊を魔法ごと押しつぶした。
「じゃあね」
それだけ言って、その場をあとにした。