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転職スキルが割と使える説  作者: 佳川 瑠伽
第一章 ファミリア・ウォーズ
15/16

14. 説明長くね?説

受験終わったぁぁあああああああああああ!!!!!

ということで再開です。大変長らくお待たせいたしました。申し訳ありません。

今後も頑張ると思うので、もしよければ応援よろしくお願いします。

あと誤字・脱字等あればご指摘いただけると幸いです。


 とある世界の狭間。

 世界の支配者とある者のみが干渉できる場所。

「あの捻じれ(・・・)はどうなっているのだ。」

 ある世界の支配者が問うた。

 あるものは答える。

「もう少しで正常な状態に出来ます。」

 また、ある世界の支配者が言う。

「我らが手を出すことはできないのだ。それこそ世界の境界に捻じれ(・・・)が生じてしまうからな。」

「承知しております。」

 ある者はまた答える。

 その身には蝶のような羽根があり、頭には花飾り、そして右手には、花柄と蝶とが彫られた長剣があった。

 最も高い座についている支配者が言った。

「『世界の鍵』としての役目を果たせ、アルカナ・ロザリオ(・・・・・・・・・)

「はっ。すべては世界の意思のままに。」



 少年は、目を開けた。

 近くにいた少女も、目を開ける。

 二人とも、手に持った〈スカウトラァー〉を自分にこすりつけ、出現したウィンドウを観る。

「……カナメ。」

「……うん。」

 そして……



「「終わったああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」」



 ドラ○エの中盤でよくしがちな『レベル上げマラソン』。既存の下級職・上級職すべてLv.100、オールコンプリートを遂に成し遂げたのだ。

「長かった……長かったぁぁああああああ!!!!!!!ついに終わったよもぉぉ!!おい、生きてるか妹よ?」

「ま……まぁね。今日は……もう休憩しようよ、兄貴。もう動けな……(バタッ)」

 相当な疲れだったのか、早速ぶっ倒れた妹。

 やれやれ、こっちも倒れそうだってのに、しゃーねーな。

 そう思いながら、ハヤトはカナメをおぶり、人間ならざる動きで街へと跳んでいった。


 in 町

「ちーっす、マスター」

 ロドルフ行きつけの宿。

 とりあえずここで休むとしよう。

「お金はここに置いておく。取り敢えず一泊ね。」

「まいど。ご飯はいるかい?」

「いや、いい。明日の朝にいただくとするよ。」

 一応俺も紳士なんで、妹とは別の部屋にした。

 疲れのあまり、ベッドに倒れこむ。

 とりあえず、ノルマクリアっすね。

 明日から、マーリンとこに参戦だなぁ。

 そんなことを考えているうちに、だんだん瞼が閉じられていって……


「……誰だ。」

 暗くなった部屋の隅をにらみつける。

 そこに現れたのは……

『へぇー、私の気配を感じ取れるようになったなんて、修行はうまくいっているようね。』

 以前ハヤトをこの世界に異世界転移させた、アルカナ・ロザリオであった。

 小悪魔のような笑みを浮かべる。

「久しぶりだな、アルカナ。どこに行ってたんだ?あの時放置しやがって、大変だったんだぜ、こっちは。」

 そう言いながら、ハヤトは思った。

 こいつ、強いな。

 レベルが上がった今ならわかる。

 この幼い少女から放たれる恐ろしいほどのエネルギーを。

「で、だ。何かあったのか?急に現れたりして。」

 幼女の顔が真顔になる。

『ああ、そうよ。申し訳ないけど、あと一年以内に終わらせてくれないかしら、あいつらの排除。』

 はい?

「あの~、いま一年以内って聞こえたような……」

『そう言ったわよ。』

 あのね、え~っとさ。

「きつくない?」

 いや無理ゲーだぜ?

 口で言うのは簡単だけどさ。

『無理も承知よ。すぐにやってくれないと困るの。』

 彼女の眼は本気だ。

 ただ……

「なんでそんな焦ってんの?」

 彼女はこの言葉を予想していたのか、ため息をつく。

「つーかお前は何者なんだ?何のために〈黙示録協会〉を潰す?」

 彼女は面倒くさそうな目でこちらを見て、話し始めた。

『……いずれ言うことにはなるかと思ったけど、話すと長いのよねぇ。ま、いいわ。一から話したげる。

 まずこの世界には神がいるわよね?狩人の神、戦士の神、etc…とまぁいろいろ要る訳なんだけど、そのさらに上の階級がいるの。それが〈支配者〉。世界そのものを支配する絶対的な存在。ま、この世に概念的に存在する並行世界を傍観してるだけの堅物ばっかなんだけど。

 そいつらの役目は世界を正常に動かすこと。ま、彼らが決めた規律にのっとった『たどるにふさわしいであろう運命』に沿って世界が動いてるかどうか傍観するってことなんだけど。無論強いわよ。というか、闘いという概念がないわね。戦いを挑んできたやつの世界の規律を捻じ曲げればいいし、最悪その世界の概念ごと消せばいいもの。ただ、それができない理由が『捻じれ』という概念。

 並行世界は互いに何かしらの概念で影響しあっているの。たとえば、この世界だってあなたがもともといた世界の概念がないわけじゃない、っていうかそればっかじゃない?つまり、どこかの概念は並行世界にあふれているわけ。もしその概念が曲がったら壊れるのは捻じ曲げた世界だけでなくそこの概念を保有している世界も壊れ、さらにそこの概念を保有している世界も壊れ……っていうふうにドミノ倒しみたいな感じで世界が壊れてしまい、世界がなくなっちゃうらしいのよ。

 んで、ここらが本題。

 『たどるにふさわしくない運命』をたどるように仕向けられるような人間とかの行動があるわけ。それは彼らの作った規律に反するってことだから、それは世界の概念に鑑賞できる行動ってことになる。よってその行動は世界の『捻じれ』と化し、世界が全て壊れる。それは困るのよ。

 だけど自分らじゃ結局『捻じれ』を作ってしまう。だから彼らは『たどるにふさわしいであろう運命』に沿ってその元凶を倒せる人物を起用することにした。だけど自分らが世界に干渉したら『捻じれ』ができちゃう。どっしよっかな~……せや!お使い役の概念を作ろう!!』

「んで、作られたのがお前か。」

『そ。私は世界と世界をつなぐ『世界の鍵』として生み出された。そしてあなた達のような有能な能力者を雇って『捻じれ』の修復を試みることを命じられたわけ。』

「つまり、兄貴がやろうとしてる【禁術】ってのが、『捻じれ』になるってこと?」

『いや、【禁術】自体は『能力を結界全体に反映させる』っていうもの。だから世界各地に拠点を置いてんのね。それよりも恐ろしいのはあいつの〈固有スキル〉よ。』

 固有スキル?

 ユニークスキルでもアクションスキルでも特殊スキルでもなく?

『あいつの〈固有スキル〉は、___』




「この国は渡さんぞ!!魔王め!!」

 とある戦場。

 戦士は叫ぶ。

 目の前の軍勢を前に。

「魔王、ねぇ。その呼び名はやめてくれ、俺そいつのこと秒殺だったからさ。そうだなぁ、あえていうなら、救済者(・・・)、かな。」

  対峙するのは、〈黙示録協会ボス〉千鳥恭介。

  相手を嘲笑う目をしている。

「なにが救済者だ!!こんなものただの侵略者ではないか!!貴様の腐りきったその心ごと我が一太刀で両断してやろう!!消えろ!!〈アクションスキル〉ワールド・ブレイカブル・ブレードォォォォオオオオオオ!!!!!!!!!!」

 Lv.100の戦士が放つ、戦士内最強の斬撃がとぶ。

 この地を白い光が包み、すべてを打ち壊した_____

 

_______はずだった。


「な……馬鹿な!?」

 そこに立っていたのは、無傷の千鳥恭介であった。

「う~ん、悪くはないけど、まだまだだな。でもいい感じよ、お前。」

 周りには金属の破片がある。

「今の一瞬であれほどの巨大な盾を錬金した、だと!?貴様、何者だ!!」

「俺が連勤した盾を一瞬で壊すとは、なかなかの腕じゃん。よし、お前には特別に__」

 刹那、戦士の目の前に瞬間的に恭介が移動した。

 そして手をかざし、

「二度目の人生をプレゼントです。」

 相手の体に触れた。

 その瞬間戦士の体から青白い光が出て____

 霧散した。


「これこそが、俺の〈固有スキル〉、転生だ。」





わかりにくい説明ですみません。

ぶっちゃけ書いててつらかったっす。

次回もお楽しみに!!!!

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