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転職スキルが割と使える説  作者: 佳川 瑠伽
第一章 ファミリア・ウォーズ
10/16

9. 新たな旅が始まる予感がする説

おはこんばんにちは。

今日ちょっと少なめです。

誤字・脱字などありましたらご指摘よろしくお願いします。

では、ご堪能あれ!!


「カナメ……なんでお前がここに!?」

 目の前の光景に少々驚くハヤト。

 なんせ、自分がもともと存在していた世界にいるはずの、自分の妹に会ったのだから。

「まぁ、いろいろあったんだよ。それより兄貴、はよ立て」

「あ、はい」

 何とか立ち上がる。

 そこには兄、恭介がカナメと一緒にいた金髪の男性と戦っていた。

「カナメ、あの人は……」

「ん、あの人はなんか〈聖者〉の一人、《賢者》のマーリンさん、だっけ。」

 マーリンって、あのアーサー王の話に出てくる魔導士じゃん!?

 若っ!!

 でもおかしいな、なぜ恭介は〈転職〉を使わないんだ?

 使えばだれであれ無力化できるのに。

「へへっ、どうさ恭介!!俺様のオリジナル魔術は!!」

「……相変わらずうぜぇな、じじい」

 《特殊スキル》詠唱省略アンスペリングで魔法陣両方とも空に魔法陣を量産していく。話を聞くにどうやらマーリンのオリジナル魔術(?)とやらのせいでやりにくいようだ。

 と、カナメに背中をちょんちょんされる。

「兄貴、マーリンが隙を作ってくれるから、その瞬間に攻撃かまして!!」

「かませって、でも〈転職〉されて無力化されるだけだし……」

「その点なら大丈夫!!」

 なんで?

「ウチも使えんの!!〈転職〉」

 なるほろ。

「んじゃ、へますんなよカナメ。いやマジで。死ぬからな?俺」

「はよ行け」

 早く行け系の視線の妹から目線を恭介へと移し、一呼吸置く。

 そして、唱える。

「〈転職・魔王〉」

 まだLv.1だが、たかが人間を殴るには有り余るほどのパワーだ。

「いまだぁ!!」

 マーリンが避ける。

「どおおおおおおおりゃああああああああ!!!!」

 殴りかかる。

「甘いぞ、〈転職・無職〉」

「あんたがだよバーカ!!〈転職・魔王〉!」

 カナメの〈転職〉によって相殺し___

「くッ!?《防壁魔法》____」

「させるかぁ!!〈転職・無職〉!!」

 恭介を〈無職〉にする。

「くらえ兄貴ぃぃぃぃぃいいいいいいいい!!!!」

 拳を叩き込む。

 

 爆風。


 そして、静寂。


「……やった、のか?」

 完全に入った。

 感触があったのだ。

 絶対に仕留めた。



 はずだった。


「危なかったですなぁ~主殿。」

「やっぱ一人は危険ですよぉ。」

 老人?と幼女がたっていて、恭介に肩を貸していた。

「すまんなお前ら。ここは……いったん引くと……するか……」

 《転移魔法》の魔方陣が現れる。

「待て兄貴!!」

「ハヤト……みていろ、次こそは必ずッ!!」

 魔法陣が光り、三人を飲み込み、消えた。

 ボロボロの瓦礫の中、しばらくの沈黙があった。

「……まぁ取り逃がしたモンは仕方ないな」

 マーリンが話を切り出す。

「さぁて隼人君、自己紹介がまだだったな、我が名はまーr」

 バッシュン!!

 マーリンの体から煙と光が一気に放出され__

「ごほっごほっ……なんじゃもう時間切れかぁ、ったく」

 老人と化した。

「ゴホン!!我が名はマーリン!!〈聖者〉の一人にして上級職〈賢者〉の第一人者じゃ!!なんか質問は!!」

「……んじゃあ何でさっきまで若かったのに急に老化してるんすか」

「それは我がオリジナル魔術〈マーリンタイム〉っつうもんで一定時間内自分に関わることのみどうにでもできるという最強の魔術じゃ!!の時間切れによるものです。」

「はぁ。」

 まぁ、ない話じゃあないかな。

 あ、だから自分の職業を固定するかなんかして〈転職〉に対抗してたのか。

 な~る。

「ほかには?」

「ないっす。」

「ほんなら本題に入ろうか。さっきの輩たちを許すまじとしているのは君だけじゃない、わしもだ。だが精鋭が揃った〈黙示録協会〉には、今のメンバーじゃあ勝てん。よって、このメンバーのレベル上げ、そして各地へ分散している我ら〈聖者〉の招集をなるべく早く行う。なんせ残り時間は少ないからのぉ。何か質問は?」

 カナメが手を上げる。

「大体わかったけどもさぁ、あれじゃん。〈聖者〉どこにいるって言う手掛かり無くないっすか?」

「そ、それは、のぉ……」

 急に口ごもるマーリン。

 どうやら当てがないようだ。

 ん?なんか恭介の部下がなんか言ってたなぁ……

「どぉーするん?マーリンさん」

「ううむ……」

 フッ困っているようだな。

「さっき恭介の部下が『クロマチエ支部、〈聖者〉の一人〈錬金術師〉のニコラス・フラメルによって潰されました』とかなんとか言ってたぜ。」

 と助太刀してやるとマーリンの調子が戻った。

「よし、今スグクロマチエへいくぞ!!」

「調子のいいやつだな……ま、いいか。行こうぜ!!」

「行くぞ!!《転移魔法》___」

 こうして他の〈聖者〉を見つけ出す旅が今、はじまっt_____


「いや、まず怪我人の手当っしょ。」


____もう少し後に始まる模様。




次から新たに旅がスタートします!!

というわけで(?)毎週投稿宣言いたします!!(できない日が会ったらすみません)

っしゃああああ!!がんばるど!!

次回もお楽しみに!!

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