朝は嫌だ
僕という存在しは、実に単純明快な外見をしていて、それいでいて、事実、中身もそれと同格に、単純であれば、どれほどいいだろうか、どんなにいいことであろうか
されど、人間は、そこまで単純ではない
分かっているというのに、わざと別の道に踏み出さなければならないことも多々ある
正しいと言う確証がないが、進まざるおえないときがある
とにもかくにも、実に実に事実面倒なのである
だから僕は、悩み、苦しみ、楽しみ、歌い、泣き
喜怒哀楽の輪廻を、ゲラゲラとウルウルとペラペラと生きているのだ
それは一概に、楽しくも、また正しいとも分かっていない
その苦しみの雑文である
日曜日が、きらいな奴はそれを俺にくれ
僕はそう言って、日曜日だというのに
朝五時に、起床していた
窓の外は、どんよりと黒く
曇っているのか、晴れているのか、暗さのせいで、判別が出来ない
されど、雨は降ってはいないらしく
窓に水滴の姿は見えず
ただ、割れ目に、張られた百均由来のガムテープが、目についた
車に乗り、近くのスキー場に向かう
途中で、貝割に、出会ったので
と言ってもだ、それは、車からすれ違いに
道にその姿を、発見しただけであり
僕はその姿を見ると、助手席にあった
豆腐粗目を、鞄から取出し
奴に、投げた
車の中から、もちろん、窓を、開けて
肌寒い空気の流れ込む、その穴に、僕は投げつける
奴は、貝割は、その、到底無慈悲な行為を、いとも当たり前すぎるともすぐるとも、どちらにしても
皿ごと分投げたその二つの物体を
見事に、キャッチすると
まるで決めポーズのように
何事もないようなしぐさをして
皿を片手に
もう片方の手で、豆腐粗目を、朝食代わりに食べ始めたのであった
駐車場を出て、職場のリフトに向かうまでには、いくつかの手順が必要になる
それは、リフト係に、よっても、全然違うし
僕のように待たなくてもいい人もいる
ただ、僕は待たなくてはならないのである
それで、ゴンドラ乗り場の踊り場に、僕は、突っ立っていると
貝割が、彼女の三鷹と平然と現れる
そのあまりの平然さに、僕は何事もないようにつくろうのに
三か月は要した
「やあ」
きざったらしい
「おはよう」
「おはようございます」
僕の朝のあいさつに、貝割は、白を切り、そのまま、朝の朝食について、話し(愚痴り)始めるが
彼女は実に、清く正しく平然としていて、間違いなどなく
もはや、自然の摂理を読みふけったかのような
そんな正当性を持ち、僕に挨拶を返した
そして、人が、わざわざ登場し始めたころ
耳を揺らすエンジン音が、ゴンドラの奥深くで始動し始めたと気付かせる
「暇だー」
主任の棚化が、ゴンドラ内部で、愚痴の演奏を、響かせる
その横で、当然のように、まだ、今朝の味をうるさく貝割は、言っているし
誰もそれを止めるものは、また当然のように、ゴンドラ内にはいない
「もう営業が開始してどれほど経つだろう」
僕はあまりの暇さに、一人、監視室(監視ボックス)で、誰に対してなのかは、至って明確ではないであろう独り(一人)言を呟く
されど、そんな平穏は長くは続かない
僕は、みなお客さんが下りる
終点の監視室に、相棒の貝割といたのであるが
かれこれ、二時間恐ろしいことに、誰も乗ってこないのである
下りないと言う事は乗ってこない
もし、乗ったのに降りていないのであれば
大惨事である
と、馬鹿なことを言っている時間も暇もない
「二時間だ、それより」
相棒が、また朝食の話を始めようとしたとき
ひび割れた音が、リフト内に、うるさく響いた
二人の顔が、曇る
それは本来、下に連絡をするときに、合図として、電話の真ん中についているボタンを、プッシュするのであるが、ごくまれに、どういう仕組みなのか解明のしようもないが
勝手に鳴り響く
そして・・・・
「不味いぞここりゃ」
普段から不味い人生を歩いている貝割が、普段の気楽さからは、想像もつかない
驚きをもたせるに、十分な暗さを持って
僕に言った
僕はと言えば、実に落ち着いて
ただただ(やだなーやだなーやだなー)と
やだなを連発していたのであったが
「…しけた顔するな」と嵐の前よりもしけた相棒に言われ
いよいよ顔のしわを、濃くしたのである
「始末書って嫌ですね」
先ほどから、相棒がうるさい
そのせいで、ペンの進みが遅い
なのに、それに反するかのように、貝割れは、もう書き終わりそうとしているのだから
むかつく
この上なく




