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一般生徒Aの俺が学園のお嬢様達から好かれている。何で?  作者:


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第23話 恋する(?)乙女達の会話

 あ、そうか。男の俺が女子に可愛いっていうのもセクハラになっちゃうのかもしれない。今、そういうの厳しいって言うしな。


「ごめん。もう言わないから許してください」


「えっ、そ、それなら良いですけど」


 俺は平謝りすることにした。太田さんは優しいからセクハラの罪を問わないとおっしゃってくださるようだ。ありがとうございます!!


「それじゃあ、戻りましょうか」


 俺達は飲み物を飲んで図書室へ戻り、その後下校時間になるまで俺達は勉強した。その間、一言も喋らなかったが何処か心地良く勉強できたような気がする。


「今日はお疲れ様でした。また来週」


「おう、また来週」




【溝口真由子視点】


 私は部活が終わり女子更衣室で他の部員達と着替えをしていた。今日も練習がハードで何度か倒れそうになった。他の一年生達も同様で疲れ切って無言になっている。ただ一人を除いては。


「真由子、おっつかれ〜」


 私と同じ、工藤岬くどう みさきだ。一人だけ既に制服に着替え終わっている。いや、それ以上に何で部活終わりでそんな元気なんだろう。


「岬……、何でそんなに元気有り余ってるの?」


「いや、体は動かないけどさ。精神的に強いんだよね」


 えっへんと胸を張る。フェンシングの実力では私が圧倒しているが体力面では彼女に劣っている。もっと精進しないとなと思う。


「それより真由子こそ先輩達にも勝ってるし凄いじゃん」


 岬の一言で更衣室がピリッとした雰囲気になる。それはそうなのだが一年が先輩に勝って調子に乗ってると思われるのは居心地が悪い。


「そんな事無い。それに御剣先輩には手も足も出ないし」


「そりゃ部長はね〜。全国でも最強レベルなんだし」


 御剣優菜みつるぎ ゆな先輩。女子フェンシング部の部長で全国最強とも言われる実力者だ。当然、部内で最も強い。私だけでなく部員全員から憧れの元だ。


「それでも……」


 それでも先輩が引退するまでには勝ちたい。流石に先輩達がいるここでは言う気がない。私は部活の先輩達からあまり好かれてるとはいえない。先輩より実力があるから疎まれるのだ。


「まあ、良いや。さっさと帰ろうぜ〜」


「はいはい、すぐ着替えるからちょっと待ってて」


 私は急いで着替え、岬と一緒に更衣室から出る。


「さっさと帰ろ……」


 私が帰ろうと言おうとした瞬間、眼の前に竹之内さんが立っていた。フェンシング部の女子更衣室前で待っているように見える。もしかして私に用があるのだろうか。


「溝口さん、部活終わりにすみません」


「岬、ごめん。先に帰ってて」


 私は岬に謝り先に帰ってもらうように促した。岬はブーブー言っていたが竹之内さんにペコリとお辞儀をしてそそくさと帰っていった。私達は立って話をするのも面倒なので食堂で話そうということになった。


「お疲れの所、本当にごめんなさい」


「良いよ。戸松のいない所で話したかったんでしょ?」


 何を言われるかは分からないが話す内容は恐らく戸松の事だろうというのは察した。わざわざ部活終わりまで待っていたのだ。そのくらいは予想がつく。


「ふふ、想像通りという事ですか。ですが彼に私は何もしてませんよ」


「別にそんな事は言ってない……」


 私の事などお見通しだと言わんばかりである。やはりこの子怖い所がある。で本題はここからだろうか。私はふうと息を吐いて覚悟を決める。


「戸松君と溝口さんは本当に付き合ってないんですよね?」


「前にも言ったでしょ。付き合ってないよ」


 本当の事だ。私とアイツの間はそういった関係ではない。ただの学校で会う友達だ。


「……、分かりました。じゃあ質問を変えます」


「……」


 その先の言いたいことは大体分かる。その答えは私にも分からないというのに。


「溝口さんは戸松君の事を好きなんですか?」


「……、分からない」


 嘘じゃない。私は私の気持ちもちゃんと分かっていないのだ。私はアイツのことが好きなのだろうか。


「……、嘘ではなさそうですね」


「……」


 その先の言葉もなんとなく分かる。竹之内さんがアイツの事を好きだとかそんな感じの内容じゃないのだろうか。あまり聞きたい話じゃないなと思っているが聞かないわけにはいかない。私は口の中のつばを飲み込む。


「溝口さんと戸松君の出会いを教えてくださいます?」


「へっ」


 思っていた内容とは違って椅子から落ちそうになる。自分の気持じゃなくて私と戸松の出会いの話だって?


「な、なにそれ?」


「もしかしたらただ隣の席だったという話かなとも思ったのですが。お二人に何かありそうだなと思いまして」


 竹之内さんはニコニコ笑顔だ。この人、本当に私の事何でも知っているんじゃないだろうか。


「ハア、でもこれ戸松も覚えていない事なんだよね」


「ええ、どういう事です?」


 初めて困惑した顔をしている。そんな顔を見れるなら話しても良いかも知れない。


「別に面白くも劇的な何かがあるわけでもないよ?」


「構いません」


 私はアイツとの出会いを語る。

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