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一般生徒Aの俺が学園のお嬢様達から好かれている。何で?  作者:


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(修正)第16話 バチバチお嬢様 ※ライバルキャラの性格マイルドに変更してます。

「それでそこの男子は?竹之内さんの横に男子がいるのは珍しいと思いまして」


「あ、俺は戸松峻って言います。竹之内さんの友達で」


「そうですか……」


 山王さんは俺をじっくり見て観察しているようだ。あまり人からジロジロ見られるのは気分のいいものじゃないんだが。


「失礼ですが、竹之内さんとお付き合いを?」


「してません!!」


 竹之内さんの横にいるだけで彼氏ではないだろう!!全く思い違いも甚だしい。竹之内さんも顔を赤くして恥ずかしそうに縮こまっている。


「そうなのですか。でも男子が近くにいるのは本当に珍しいんです」


 それはそうなのだろうな。太田さんの以前の感じだと男子完全バリア状態だったからな。


「へえ、私、あなたに興味が出てきました」


「はい?」


 この人、何を言ってるんだ?俺はしがない一般生徒だぞ。まあ勉強だけは出来るが。


「決めました。戸松さん、私とデートしていただけません?」


「何故に!?」


 心からの疑問だった。何でこの流れで俺が会ったばかりの山王さんとデートする流れになったんだ?


「どんな方なのかとても気になります。一度デートしてみればアナタの事を知れると思いまして」


「は、反対です!!」


 意外にも反対したのは竹之内さんだった。顔を赤くして立ち上がった。大丈夫だろうか。


「戸松君と山王さんは関わりが無いでしょう。彼が困っています」


「出会ったばかりなのですからそれはそうでしょう。これから知っていけばいいだけのこと」


「そ、それはそうかもしれませんけど……」


 山王さんは俺の腕を取りお互いの腕を組み始めた。


「戸松さんは私とデートしたくありませんか?」


「デートしたくないわけじゃないけどさ……」


 まだ全然知らない人と出かけるってハードル高いし仲良くなってからの方が良いんだけど。まあ、それは竹之内さんの時にも言えた事かもしれないけどさ。というか腕を離して欲しいんだけど。


「不順」


 溝口は俺のことを滅茶苦茶睨みつけている。何を持って俺のことを責めているんだよ!!助けてくれよ。


「それでは竹之内さん、提案がございます」


「……なんですか?」


「五月に期末テストがあるでしょう。そこで私達の間で勝負をするのです。私が勝ったら戸松さんとデートをします」


「私が勝ったら?」


「ふふ、アナタの言う事一つ聞きましょう」


 山王さんはこれが狙いか。俺には本当は興味がないが竹之内さんの平静を奪うために俺をダシに使ったのか。そんな事なら俺の腕を離して欲しい。


「良いから腕解放してくれ」


「ああ、すみません」


 山王さんは俺の腕をぱっと解放してくれた。ああ、緊張した。


「……、流石に戸松君にご迷惑なので別の条件にしていただきたいです」


「まあ、それは確かに。ですが私も譲歩するのでしたら勝負は受けていただきますわよ」


「分かりました」


 竹之内さんは本当は面倒な勝負など受けたくはないのだろうが山王さんの方が一枚上手だったのか苦しい顔をしている。


「ふふ、その様子を見れただけで良しといたしましょう。あまりいじめたくはありませんから」


 山王さんは満足したのかお付の男子生徒を連れて食堂を後にした。


「皆さん、すみませんでした」


 山王さんがいなくなったのを確認して俺達に謝った。竹之内さんは何も悪くないじゃないか。


「俺なら平気だよ。ああ言ったんだから俺には興味ないだろうし」


「あっ、勿論彼女が何もしなければ私も動く必要はないのでご安心ください」


 いや、心配なのはそうじゃない。彼女が動いた瞬間、竹之内さんが何かをしかねないのが怖いんです。


「あっ、そうだ。ご迷惑をおかけした皆様にお詫びがしたいので皆さん、放課後空いていますか?」


 みんな、お詫びはしなくていいと言ったが、どうしてもというのでお言葉に甘える事にした。だが。


「私、今日は部活」


「私も習い事が……」


 溝口と太田さんは今日用事があるということなので、俺と竹之内さんだけ行くことになった。俺がただ暇なだけなんだが。俺と竹之内さんが二人という事で溝口と太田さんが不機嫌になってる。


「お二人でお楽しみやす〜」


「戸松君、美帆様に何かしちゃ駄目ですよ!!」


 溝口はえせ京都弁本当にやばいから止めてくれ。京都の人に怒られる。太田さんはいらん心配だ。俺が何かするわけないだろ!!前と違って竹之内さんが案内してくれるお店ってどんな所なんだろう。

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