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一般生徒Aの俺が学園のお嬢様達から好かれている。何で?  作者:


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(修正)第15話 竹之内さんのライバル ※ライバルキャラの性格マイルドに変更してます。

「え、ああ、ごめんな」


「冗談ですよ。でも何かあったら助けてくださいね」


 太田さんはニコッと僕に笑いかけ、すぐ竹之内さんの元へ戻っていった。やはり可愛いな。何か前みたいなトゲトゲしい雰囲気が消えて話しやすくなったし。俺は良かった良かったと笑っていると隣の溝口が「キモっ」と呟いてきやがった。マジで覚えておけよ。


 その後、一日が過ぎていき昼休みの時間になった。正直のところ、三時間目の授業から腹の虫が鳴いていた。どうやら隣の溝口に聞こえていたのかくすっと笑われていた。


「溝口、食堂行こうぜ」


「……、良いけど。お二人がこっち見てるよ」


 頭の中でクエスチェンマークが浮かんだが、溝口の目線の方向を見ると竹之内さんと太田さんがこちらを見ていた。何の用だろうかと考えていると、二人は俺達がいる方まで歩いてきた。


「すいません、これからお二人で食堂へ行こうとしてますよね?」


「あ、そうだけど」


「私達も一緒に行ってもよろしいですか?」


 二人も来たいのか。理由は分からないが俺は構わない。だけど直感で何か事件が起きそうな嫌な感じだ。まあ、何も無いと思うんだが。


「俺は構わないよ。溝口も女子がいた方が良いよな?」


「……、二人きりになれないじゃん……」


 溝口は俺達が全く聞こえないくらいの小声でブツブツ何か言っている。俺達がいるのに独り言は良くないぞ。だが、溝口もコクンと頷いたので四人で食堂まで歩いていった。


 他の学校がどのくらいか分からないが食堂はかなり広い。幅、奥行き共に数十メートルはあるんじゃないかと感じるほどだ。なのでテーブル席もゆったり目に配置されており、何故か絨毯が引いてあるし高校の食堂とは思えない。俺達は空いているテーブル席へ着く。


「学校見学で来て以来ですけど中々いい場所ですよね」


 確かに落ち着いた高級レストランみたいな感じだ。普通の学食だと皆が盛り上がってうるさいのが普通なのだろうが流石、芦月学園の生徒達ここではみなマナー良く落ち着いている。いや、学食でマナー厳しいのよく分からんけどな。


「じゃあ、私達は持ってきたお弁当を」


「そっか、ビュッフェは俺だけか。じゃあ行ってくるわ」


 俺は一人でビュッフェコーナーに向かう。俺の楽しみがここに詰まってるのだ。並んでいる料理を見るとローストビーフや牛肉煮込みや寿司、様々な種類のパスタなど選り取り見取りだ。


「なんで、こんなに凄いのにビュッフェにそこまで人がいないのだ」


 勿論、数十人くらいは見ているが全校生徒の10%もいるかと行った感じだ。学費に入ってるんだからここで元を取らんとバカを見るぞ。まあ、俺は特待生で学費払ってないんだが。俺は自分の好物をこれでもかという程にプレートに乗せて自分の席に戻る。


「あら、竹之内さんが食堂に来るなんて珍しい事もあったものですね」


 俺達のテーブルに女子一人と男子二人の集団が絡んでいた。というより竹之内さんに対してか。俺は意味が分からないので溝口に小声で質問する。


「なんだ、喧嘩か?」


「いや、違うみたい。ほらあの人、山王愛子さんのう あいこさんだよ」


 山王愛子さんだよと言われても俺は知らないんだが。首を傾げているとお前マジかという顔で溝口がビックリしている。俺が学校のお嬢様事情なんて知るわけ無いだろ。


「竹之内グループ最大のライバル、山王株式会社の社長令嬢だよ。それで娘である竹之内さんをライバル視してるんだって」


「へ〜」


 いくらライバル会社だからといっても、娘が会社の舵取りなんてしないだろうし関係無くないかと思ったが二人の様子を見ているとどうやらそうでもないらしい。逆に溝口は何で知ってるんだ。お嬢様図鑑か?


「ふふっ、お久しぶりです。一組と二組でお隣同士なのにお会い出来ませんでしたね。お元気でしたか?」


「ええ、私は元気ですよ。竹之内さんこそいかがですか?」


 竹之内さんと山王さんはお互いお上品な感じで話している。だが目では全然笑っていない。お互いライバルというのは本当みたいだな。


「中等部で私と貴方で生徒会長選挙で惜しくも私が敗れた事忘れてませんよ」


「あれは偶々です。山王さんも生徒会長に相応しかったと思っておりますよ」


 お互いフレンドリーな感じなのにお互い、後ろにオーラが見えるぞ。仲良くしてくれ。というか話の流れ的に竹之内さんが生徒会長をしたのか。似合いそうだな。


「高校では生徒会に入りませんの?」


「はい、今、私にはやりたいことがあるので放課後空いていないのです」


「そうですか……」


 山王さんはライバルが生徒会に入る予定がないというのが淋しいのだろうか。ショボンと落ち込んでしまった。

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