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0.5日目

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

安房祐輔は高校2年生。色々な意味でスペシャル「極めて重要な三連休」を過ごしている。昨日は一息つくことができた祐輔だが...


※詳しくはプロローグと0日目をご覧ください。


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

「ふぁあああ」


日差しが眩しい。見慣れた天井を見て安心する。

時計を見ると8時。休日にしては早く起きたものだ。(いつもは9時10時ぐらいだ。)


土曜日だが、今日は両親も弟もいない_____

なぜって弟の運動会だからだ。まあ中学校の運動会なんて、という偏見で弟には悪いが、僕は行かない。その上大事なことができたので都合がいい。


目覚めのコーヒーを飲み、僕は大事な読書の続きをすることにする。

1時間して、借りてきていた本を読み終えた。


頼りになる友達に

「異世界に行く時何がいるか教えて」

とLINEで聞いておいた。なかなか返ってこない。まあ彼も彼で忙しいのだろう。何かしながら待つか。


図書館へ返しに・借りに行く。

こんなふうに猶予を与えてくれるものないなあ、

突然だから面白いのか、と心の中で考える。

図書館からの帰りに本屋で漫画も買っておいた。


「ただいま」

誰もいない家に声をかける。この家ともあと3日か。僕がいた(あかし)は無くなるのだろうか。なんで猶予なんて、胸が苦しいだけじゃないか。ああ、この漫画みたいに楽しければいいな。

色々な思いが胸をよぎる。そして、決めた。


もう何も考えずに後の地球生活(アースライフ)を送るって。


昼ごはんを放り出し、僕は、僕が好きなハンバーガーチェーン店に行くことにした。

決めたら案外心が軽くなる。さっき吸ったはずの空気も美味しく思える。


あと3日()()ないわけじゃない。

あと3日()あるんだ。


0.5日目、僕は全てに感謝した。僕は自由だ。


スマホを確認するとさっきの返事がきていた。

「えっ、どうしたの?異世界転生でもしたいのwww。」

聞く相手を間違えた。厨二(ちゅうに)病のやつに聞いても仕方がなかった。




13時、これからが一日での中盤戦というところ、なんだか昨日の余韻(よいん)のせいか、眠たくなってきたので意のまま寝ることにした。

1日目、と一気に公開できれば...と思っていましたが、日程的に前半後半に分けることになりました。

後半では祐輔が「半日をこれ以上有意義な過ごし方はないだろう」と考える半日の過ごし方を伝授します。

1日目後半へ

to be continued.

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