2.仕事開始します!
農作業ということで仕事しはじめまして……一か月経ってました。
いやめっちゃ楽しかったよ。
だって久しぶりに体動かしたし暗くなったら寝れるし自然に癒されるし最高すぎ。
いやー異世界って最高だよね。
え? 田舎に泊まろうと同じだろって?
違うよ全然違うだって日本じゃないしアリスさんってめっちゃ可愛いんだもん。
「コガネさんお疲れ様です。」
「今日も働きすぎではないですか?」
「ご飯用意しているので一緒に食べましょう」
「アリスさんありがとうございます。」
「みんなに食べ物と掃除が終わったので、あと牧草の在庫を数えてモーたちの食料の在庫数えてそれから……」
「ふふっそれ何時休憩になるんですか?」
「だめです。もうご飯できているので働いてはいけません」
「えっ多分2時間くらい……すみません食べに行きます」
アリスさん笑ってるのに怖い。
職業病は抜けてないようだな働かないと体がうずく。
「「いただきます」」
今の状況に関して少し整理しておこう。
ここはコボルト村いわゆる農村で主にモーという牛とバッハという馬を育てている村のようだった。
この世界は5つの国に分かれていて種族もいくつかあるようだ。
異種族とかいいよね……王都に行けばいろんな種族が住んでいるとのこと。
俺はモーたちのをアリスさんに教わりながら、牛乳や肉などの販売もやっているようなのでそちらのほうの手伝いをしながら情報を集めていった。
こっちに来てびっくりしたことは電気がない!そう電気という概念がないのだ。
その代わりに、魔法が存在していてアリスさんも日常生活に使える程度の魔法を使っていた。
人族はあまり魔力はないとのことだが、全く使えないということはないらしい。
俺も魔法を使おうと試してみたけど全くダメだった。
文字も日本語に変換できているのか、読めるし書けるので日常生活に問題はなさそうだった。
アリスさん曰く、読み書きと計算ができるのは教育が受けられる裕福な人だそうだ。
「コガネさん聞いてますか?」
「え? どうかしましたか」
「もうっせっかく作ったんですから仕事のことばかり考えてないでしっかり食べてください」
「すみません! いつもおいしいご飯をありがとうございます。」
「アリスさんにはほんと住むところだけでなくご飯まで頂いて申し訳ないです」
「いえいえ、それ以上にコガネさんが働いてくださっているので非常に助かってます」
「むしろそれ以上に働いてもらっていて申し訳ないくらいですから」
「いやこの程度ならお安い御用です」
「お父様はいつ帰ってくるのでしょう?」
「予定では来月ぐらいだと思います」
「では、来月までにある程度片付けで出る準備をしないといけませんね」
「え?どこか行かれるのですか?」
「さすがにこのままというわけにもいかないので、王都に行って仕事を探しに行こうかと」
王都ならばスキルを活かしてよい職場がありそうだし、何より異種族を見たい。
「……そうですか」
えっ、アリスさんめっちゃ落ち込んでる。
働き手がいなくなると大変だもんな牧場仕事。
「大丈夫です! ある程度仕事は片づけてマニュアルも作りますので」
「マニュアル?よくわかりませんが無理しないでくださいね」
アリスさんが微笑んでくれる。
あぁ天使だこれであと2徹はいける。
「ごちそうさまです。今日もおいしかったです」
「それでは仕事へ行ってきます」
さー今日もモーとバッハが待ってるぜ!
想像したのと全然違うけど異世界生活満喫している自分がいた。
お読みいただきありがとうございました。
とりあえず今日はここまで次は明日また書いていけたらと思います。
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