私の人生此処までだ。
少々残酷な表現がありますが、苦手な方は閲覧をしないでください。
私は今よくわからない所にいる。でも1つだけ物がある。まるで、1人そこにずっとにいるかのように、1つのベッドがある。私はその辺りを見回した。
そして1つのことに気づいた。ベッドの上に1人少女は寝ていた。
「…」
ずっと見ていても起きないので、体を触ってみた。
「…!」
私はあることに気づいた。少女は息をしていないのだ私は慌てた。
「ねぇ。大丈夫?起きてたら返事して!」
問いかけても何も言わない。私は、その少女の心臓に耳をあてた。絶対に動いていないはずの心臓が動いていた。
「なんで?」
私は怖くなって、後ずさった。その瞬間!
「ねぇ」
どこからか声がした。
「な…何?!」
「何で怖がるの?」
「誰なの?」
誰だかわからない。だから私は。、自分の服を握った。
「やっぱり君だよね?」
「?」
「ほら、その仕草だよ。よく小さい頃やってたよね?」
「何でそんな事?!」
私は小さい頃よく怖いことがあったら服を握っていた。
「まだわからない?」
わかるはずがない。
「…うん。」
「そりゃそうか。」
少女(?)は開き直ったかのように答えた。
「君の名前って。森月未鹿だよね?」
なんで私の名前を知っているのか。
「そう…だけど。」
「やっぱり!ほら私だよ!加藤莉音!」
「あっ!りー?」
莉音は、私の親友。りーと呼んでいる。
「そうだよ!思い出した?」
「でも…何で。」
莉音は一年前。事故にあい死んだ。
「あーそれがさぁ。私死んだじゃん?まだ消えたくなくてさぁ。みーの近くにいていい?」
「…?」
状況が理解できない。え?何が起きてるの?
「別に…いい…けど」
りーが近くにいて嫌なわけがない。むしろずっと一緒にいたい。
「本当?!やったぁ!」
ここから私の人生において1番ハプニング(?)が多かっ日常の始まり。
そして、人生で1番最悪の別れ。
3月25日。新学期の始まり。
ピピピピ。ピピピピ。ピピピピ。ピッ。
「…う〜ん」
未鹿は、目覚まし時を止めたにもかかわらず、二度寝しようとしていた。その瞬間。
「おーい!二度寝はいけないよ!」
明るい口調で話しかけているのは、莉音だ。莉音は昨日よくわからないところにいた時に出会った。そしてどうやって戻ってきたかもわからないままだ。いったいあの少女何だったのか。でも未鹿はそんなこと気にしなかった。今は…。
「…わかってても寝たくなるのか本能だよ。」
「学校は?」
「え…あっ!」
「ふ〜ん♪私知らないよ?」
莉音は、歌でも歌うかのように言ってきた。でも未鹿はそんな事は無視して身支度をした。
30分後。
「行ってきまーす!」
元気よく母親に挨拶し、扉を開け、飛びでるように出て行った。
「行ってらっしゃーい!」
母親も負けずに元気に未鹿に言った。父親は、未鹿が幼い頃に死んだ。何故死んだかはよくわからない。そして、誰にも聞いてはいけないという事だけは母親に言われていた。
学校には、10分で着いた。いつもは15分くらいだ。
「
「つ…ついた〜」
疲れ果てように教室に入った。そして自分の席まで行ってだらけた。
「よかったね!間に合って!」
「本当によかったよ。危ないとこだった〜。」
未鹿は「二度寝」と言う恐怖を味わった。
「はーい。HR始めるぞー!」
2年B組担任の「鈴木真」が入ってきた。
「げっ!もう来た!さっさと死ねばいいのに。」
未鹿はそうつぶやいた。なぜこんなことをつぶやいているかと言うと。それは一年前、莉音が死んだ日。鈴木番仲の良かった未鹿を職員室に呼んだ。その時、鈴木が未鹿に放った言葉は。
「俺は莉音のことよくわからねぇから早く莉音の事忘れてくれ。いろいろと楽になるからな。じゃっよろしくな!それだけだ。」
早く忘れてくれ。そう、鈴木は未鹿に言った。
「何でですか?!私は莉音が唯一の親友だったんですよ?
!何で早く忘れなきゃ…いけないですか…」
[何で?何でそんな事言うの?嫌だ。忘れるなんて絶対に出来る訳ご無い!…鈴木なんか…死ねばいいのに」
それから。未鹿は、鈴木のことを考えたり、見たりすると、すぐに「死ね。殺す」と言う感情が生まれる。
そして、1年経った。今でもそういう感情が生まれる。というか、前より激しくなった。
9:00 HR終了
「はー。やっと終わった〜」
「ねぇ!みー!次移動教室だから一緒に行かない?」
「 うん…いいよ!」
最近、一緒につるんでいる友達(仮)だ。
「りー。一緒に行くよね?」
静かな声で莉音に言った。
「あったり前じゃん!」
いつも通り、莉音は明るい口調でそう答えた。
でも、まだ誰も知らない。本当の莉音が死んだ理由、これから起きハプニング(?)を……。
莉音はそこには居ない。周りの人も居ない。じゃあ、一体誰と話していたのか。そもそも、未鹿という人間は存在していたのか。貴方の知らない世界はもっと広いです。
貴方は本当に今、存在しているのでしょうか?
楽しんでいただけましたでしょうが?これからもよろしくお願いします。