表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大人の恋の終わり方  作者: 久世 かやの
偽りの花嫁
4/9

「偽りの花嫁」 4

「おさわがせして、悪かったわね…」


「いえ…」


千歳がそう答えると、綾子とその男性は店を出て行った。


「…鳴海、今のは…」


「…聞かないでくれる?千歳…今、けっこー衝撃受けてるから…」


「分かった…」


千歳と鳴海が顔を見ずに会話をすますと、常連客の志村から声が上がった。


「やるな〜なるみちゃん、美人のプロポーズを断るとはね〜」


「本当本当、モテ期だね鳴海君」


カウンター席でコーヒーを飲んでいた常連客の生島が、ニッコリ笑うと言った。


「…冗談だって言ってましたけど?生島さん」


鳴海は生島に、そう答えた。


「女心が分かっちゃいないねぇ〜」


加藤がしみじみ言うと、店内にいた全員に鳴海は深々とうなずかれてしまった。




この一幕が起こるまでには、それなりの過程があり…


さかのぼる事、3ヶ月前の冬…


クリスマスシーズン到来で街がイルミネーションで飾られる頃…彼女は再び訪れた…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ