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師匠は異世界知識本!?  作者: 消しゴムシール
第1章 始まりの村 出逢い編
4/40

第3話:【異世界】 正統派。型破り!特殊系!?

ポテチを食べながら眠りたい。

真っ白な空間に透はいた。


眼の動きだけで身体は金縛りのように動かない。すると近くで会話するように耳にアナウンスが流れた。


「ようこそ!ユニバーステイルオンラインをご利用していただきまして誠にありがとうございます。」


「当オンラインははじめに名前、年齢、生年月日が購入された方と年齢16歳以上か確認しますので口答でお答え願います。」


この設定はウェブオーシャンが予約購入する前に購入した方には名前、年齢、生年月日をヘッドギアに認証させるためらしい。


あらかじめ3つセットのヘッドギアの2つに隼人、零士の名前、年齢、生年月日を別々に予約購入前に登録を済ませてある。

透は口答で答え、アナウンスからポーンと聞こえた。


「本人認証完了。それではこれより初期設定に移ります。尚当オンラインでプレイするアバターに関しては既に制作しておりますのでご容赦方お願いいたします。

初期設定は番号選択式で選んでいただきますので1から5の番号を口答でお願いです。

途中の初期設定の種族に関しては1から10の選択がありますので口答でお願いいたします。それでは設定を開始します。」


透は初期設定を口答で答え続けた。


(種族と名前は三人で決めてるから…)


透は種族はヒューマン。アバター名は【トール】と答えまたポーンとアナウンスが鳴り響いた。


「以上で初期設定を終了いたします。ユニバーステイルオンラインはリアルをありのままに(・・・・・・)再現されておりアバタープレイヤーがユニバーステイルオンラインでデス(死亡)された場合、強制にヘッドギアが停止。」


「停止した時間から24時間をデスペナルティとなりますので注意の方よろしくお願いいたします。」


「またプレイヤー間の戦闘は闘技場以外禁止となります。戦闘した場合、ヘッドギアが永久停止しますのでご注意の方よろしくお願いいたします。それではユニバーステイルへワープいたします……。」


「良い旅を」


透は白く輝きその場から消えた。


…………ピ~ピッピッピ………


遠くから鳥の鳴き声が聴こえてきて眼を醒ました。


『ん~フニィ~…あれぇ?』


目の前にはかつて見たことない世界が広がっていた。


『ここが、ユニバーステイル!すぅごぉ~い‼』


(トール)が叫んでいると見覚えある2人、隼人と零士が近寄って来た。


「透…じゃなかったな。トール。来たか。」


「珍しく叫んでんじゃねぇよ。」


『たしかぁ~ファルト(隼人)レイザー(零士)だねぇ。以前のぉ~オンラインぶりぃだねぇ名前。』


オンラインゲームをする時は3人はこの名前を使っていた。


「チーム「トライデント」再結成だな。にしてもこのリアルマジでヤバいな。」


ファルトは辺りを見渡した。


「カッカッカッ!正に異世界に来ちまったぜ!」


レイザーはお決まりのポーズでリーゼントが上下に揺れた。


トールは頭で何ができるのか考えていると自分のステータスが目の前に現れた。


名前 トール 召喚年齢16 ヒューマン族 プレイヤー

職業 ヒーラー レベル1 サブ 鍛冶師 レベル1

HP120 MP150 お金 300銅貨

装備 頭 なし 技 なし アイテム

身体 ローブ 武器 なし

腕 なし

足 ブーツ

アクセサリー なし

称号 幸運のラッキーマウス

〔別世界の時、ケガを治した恩恵。]

効果 猫の王様ケット・シーと契約可能。稀に幸運をもたらす。


トールはステータスを見ながら2人に喋った。


『ファルト、レイザー。頭にステータスぅを念じるとぉ目の前で見えるよぉ~。』


「そうか!おっ、確かに初期設定通りだな。ジョブはソードマンにサブは探索者にした。レイザーにトールは?」


「俺はぁ、グラップラーにサブは錬金術師よぉ。殴るだけじゃ華がないからなぁ。」


『僕はねぇ~ジョブはヒーラーでぇサブが鍛冶師だよぉ。後ね…変なぁ称号があるよぉ』


「称号?」 「なぁに!」


2人は聞き返した。


『ラッキーマウスって称号だよぉ。2人はぁ?』


「いや、称号とかないから!マジでそんなのあるのか?」


『うん。説明にはぁケガをなおしたぁ恩恵だってぇ。』


「そう言ゃあ、全身青いのネズミぃ飼ってたよなぁ?今は?」


『珍しいからねぇ~飼ってたらねぇ、いなくなってたんだぁ~。グンジョ…ケガしてたのにねぇ。』

トールはしみじみぼやいた。


「地球に起きた事がここに反映するなんてな。さすがはラッキートールいやラッキーマウスだな。」


「カッカッカッ!なんか地球のテーマパークにいそうな名前だなぁ。」


二人は笑っているとトールはいつものように顔をむくれ始めた。


「さて、まずは近くに村があるからそこで情報、装備を整えようか。」


「さすがぁ正統派。RPGぽいじゃねえか。」


「俺が正統なら、レイザーは型破りだよ。トールは…特殊系だな。」


『あっ、待ってよぉ~。』


眼の先には村が見えておりそっちに2人は歩いていくとトールも小走りで向かった。


村に着くと色々な種族で賑わっていた。

「エルフ族にドワーフ族、妖精(フェアリー)族、獣人族に竜人族…ほとんどプレイヤーだな。店の人はNPC(ノンプレイヤーキャラ)か。便利だよな。プレイヤーの眼は。」


ファルトは色々見渡しながら情報を集めていた。


プレイヤーの眼には相手の名前、種族、地域、プレイヤーかNPCかがわかるようになっている。NPC側も同じくわかるらしい。


「えっと武器屋、武器屋と、あったぞ。」


ファルトを筆頭にレイザー、トールと武器屋に入って行った。

中には武器の男がニコニコしながら訪ねて来た。


『へい、いらっしゃい。』


「すみません。銅貨300で買える剣、ナックル、杖ありますか?」


『それなら剣はロングソード、ナックルはアイアンナックル、杖は木のロッドで合わせて600銅貨だよ。」


三人は妥当だな。と買おうとした時。

「親父さん!武器の追加持って来たよ。」


『わかったよ。さてお客様。運がいいですね。先程武器の追加補充が届いたからさっきの3つは全部で300でいいですよ。』


三人はあれよあれよと半値で購入ができてしまった。


「……いきなり半値で買えたぞぉ。都合良く武器の追加補充って来るのかぁ?」


「いや、まさかのラッキー…あっ、」


二人はトールを見た。

『むふふん。ん~なぁに?』


ラッキートールいやラッキーマウス偽りなしと2人は思った。




初期設定の一覧表でする。

①名前 口答

②職業 ①ソードマン ②グラップラー ③マジシャン ④ヒーラー

⑤シーフ

③サブ ①探索者 ②料理人 ③鍛冶師 ④錬金術 ⑤研磨耐久師

④種族 ①エルフ族 ②ドワーフ族 ③竜人族 ④妖精族 ⑤獣人族

⑥猫人族 ⑦魚人族 ⑧鳥人族 ⑨悪魔族 ⑩ヒューマン族

以上でする。ありがとうございます。

いよいよオリジン登場。さらにヒロインも!?

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