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師匠は異世界知識本!?  作者: 消しゴムシール
第1章 始まりの村 出逢い編
3/40

第2話:リトールと親友はゲーム好き。

ファンタジーはロマンあり。

20××年 外気が冷たく吐息が白む2月。


とある光景…。


六畳ほどの広さがある一室の床には今通っている学業カバンが無造作に放置されており、その近くには文机がありその上には「天崎高校合格のお知らせ」と書かれた物や問題集、ノート、筆記用具が置かれていた。


カーテンで閉められた窓をまたぎ壁際にベットが置かれてある。ベットの上でまるで猫がこたつに入り丸くしている状態で寝息をたてて眠っていた。


黒山 透(くろやまとおる)。父は単身赴任、母は朝からパートの3人家族。分譲マンションを借りて生活をしている。


透以外いない静寂した中、時間通りにセットした目覚まし時計が鳴り響いた。


「ジィリリリリリリリリリッ!!!………カチン!」


「フニィ~………朝ですぅ。」


締まりのない言葉を発しながらカーテンを空けた。


洗面台行き寝癖ボサボサをキレイに直し今日から始まる高校入学式の準備をするためクローゼットから制服を取りだし着替えた。


彼には1つ大きなコンプレックスを抱えていた。


「…………制服やっぱりブカブカぁですぅ。」


高校としては残念なほど身長、体格が小さかった。

身長 149㎝ 見た目 〇学生。


着替え終わるとリビングに向かうとテーブルの上に食パンにトースター、ラップに包んだハムエッグが置かれていた。


黒山家の母は朝早くにパートに出るためこれがいつもの光景なのだ。


パンを焼き、ハムエッグを食べながら近くにあるテレビにリモコンを押した。


「おはようございます!今日の話題をピックアップ~‼

今話題の大企業「ウェブオーシャン」からいよいよ明日全国予約者のみに発売するヘッドギア型VRO(バーチャルリアリティ)オンラインゲーム!発明者兼会長 神輪 大地(かみわだいち)さんにリポートが取れた見たいなので………」


テレビでは日夜話題ゲームとして放送していた。


日課である牛乳ビンを飲み終えると頬が緩んだ

「明日……楽しみですぅ。」


時計を見ると登校時間なのでテレビを消しショルダーバック(学業カバン)を掛けて家を後にした。


学校近くにある交差点に着くと同じ制服着た男性が片手を軽く上げて挨拶した。


「よっ、少し遅いぞ。」


『あっ~おはよう。隼人ぉ~。」


緩い返事を返した。幼稚園から今高校まで一緒で2人いる親友水原 隼人(みずはらはやと)がいた。


いつものように学校まで透を茶化しながら歩いた。


「しゃべり方遅いな。それじゃ身長も体格も大きくなれないぞ。」


『むぅ~。身長はすぐに伸びるもん。』

少しむくれながら言った。


「あまりに遅いから先に零士が行ったぞ。早く来い。」


『あ~待ってよぉ~。』


少し急ぐ感じで隼人は走り、透も走った。


学校の正門近くの壁にもたれ掛かり愛用のナイフ型のクシでキレイにリーゼントヘア?ぽく整えてるもう1人の親友がいた。


「遅いかったな。またリトール()か?」


鉢村 零士(はちむられいじ)髪とケンカを好きな自称伊達男である。


『零ちゃん。またぁリトール言ったですぅ!」

またまたむくれ始めた透。


「カッカッカッ!遅れた罰だよ。」


隼人が腕時計を見ると急がした。


「やべぇ。チャイム鳴るぞ。透、零士走れ!」

三人は自分の教室に走った。


入学式は淡々と終わり下校の時、透と零士は隼人を待っていた。

「はぁ~遅えなぁ~。こりゃ女だな…。」


『隼人ぉモテるからねぇ~。あっ!来たよぉ~。』


二人が見ているのを知ってか知らずか女の子に手を軽く上げて2人がいる方に歩いてきた。


この水原隼人は生来のモテ男で、イケメンで清涼感、さらに気配りが上手い。神様がいるなら言いたい。彼に与えすぎだと。


「遅えぞ隼人。」


「悪い。女の子にメアドせがまれてね。」

透が言葉を遮り喋った。


『隼人。零ちゃん。明日ぁいよいよねぇ、ベットギア3つ届くんだぁ~。』


透が言うと二人の目がランランとした。


この三人には1つだけ分かち合える共通点がありゲームが好きでジャンルもファンタジー系が好物。一時期中学の時ネットのオンラインゲームをし過ぎて3人共親に怒られた経験もあった。


帰り道零士が髪を整え歩きながら喋った。


「ユニバーステイルオンライン…しかもあの『ウェブオーシャン』の最高傑作だぜ!カッカッカッ。」


隼人もうなずきながら喋った。


「ああ!ヘッドギアのテストで来た奴ら揃って「異世界」って興奮しながらネットにスレ書いてたしな。」


『それにぃ書店や本屋に置いてある~神話の本が軒並みぃ売り切れなんだってぇ~』


零士が透に聞いた。


「他に情報あんのか?透」


『ん~後体験したひとぉが|時差がすごぉいらしいよ。後ね~アバターが本人そっくり~位かなぁ~。』


透は三人の中ではゲーム情報の的確さには定評があった。


「それは零士にぴったりな事だな。そのリーゼントがモンスターに壊されるのは見ものだな。」


隼人がにやけながら零士を見ると零士は鼻でわらった。

「誰であろうがリーゼントを汚すやつぁ…昇天だぜ。後、異世界にクシ探そう。」


自慢の髪を上下に揺らし斜め上から2人を見た。お決まりのポーズらしい。


そして次の日 日曜日。


透の家に隼人と零士がノートパソコンを持って日時の配達物を待っていた。


ちなみにノートパソコンからでもヘッドギアゲームが可能だとウェブオーシャンが公表していた。


3人で喋ってる中、呼び鈴が鳴り響いた。


『ピンポーン!どうも黒山 透様に荷物あがりました。』


透はサインをして荷物を受け取った。


部屋に持って行くなり二人もせっせと手伝った。

「マジで透が書いた応募ハガキのヘッドギア3つセット当たるなんてな。」


『昔からぁ~運は強いかなぁ~。』


「まさぁに透の二つ名『ラッキートール』だぜ。」


透は小さい(・・・・)頃から何かと幸運に恵まれており昔は座敷わらしの生まれ変わりと近所で評判だった。


『むふふん。それじゃ説明ねぇ。頭に被ったら右側のボタンをぉ1にぃセット。左側のボタンをぉプッシュぅ~。』


二人は透の読み上げている注意書を指示通りに動かしついに。

『あとぉはパソコンに映ってる「リンクスタート」ではじまるぅよぉ~』


「いよいよか!ワクワクするよ。この瞬間!」


「カッカッカッ!さぁはじめようぜぇ!」


3人は同時にリンクボタンをクリックした。




いよいよ次回はファンタジーへ突入です。

主人公は言葉も性格もゆるゆる男キャラでチャレンジです。

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