組み合わせ決定。
富山県バーサル体育センター。己業達の泊まったホテルから、自動車で数分。チェックアウトを済ませ、荷物は全部、車に積んだ。大会が終われば、そのまま帰る。中々の強行軍だ。
全国47都道府県プラス前年度優勝校。計48校が並び立つと、流石に多い。新興スポーツと言えど、大したものだ。
開会式。受け付けの時から思っていたが。見られている?
「先輩。おれら、田舎者だってバレてるんですか?」
「分からん」
高知県予選での戦いぶりだろうとは思うが。しかし、知明レベルでないのは、誰でも分かるだろうに。
そこが、勘違いの元だ。確かに、雲技知明に比べれば、戦草寺も野牛も落ちるかも知れないが、それでも1人抜きを決めるのは、尋常ではない。普通、チェックは入る。知明クラスのみをチェックしている技四王とは違うのだ。これは、技四王のおごり、ではなく。そこまでチェック出来るほど人材が居ない。マネージャーなど情報収集に走ってくれる人間が。だから自然、最強レベルのみのマークになる。
戦草寺は、おぼろげにそれを悟ったが、どうでもいい事なので、言わなかった。勝ちさえすれば良いのだ。それに、ここまで来て、どうにもならん。テンションを下げる発言はしなくて良い。
1回戦は、完全ランダムでの3校総当り戦。シードは無い。これで、16校まで絞る。
技四王は、千葉県、青森県と当たる。
「注意点は、無い。我々なら、間違い無く勝てる」
「はい」
「おお!」
先生は、部員分のドリンクや荷物を預かっている。
ヴィジョンユニットは、ご丁寧にも24個。その数だけモニターも存在する。同時進行でどんどん進む。
1回戦の組み合わせは、
高知県代表、技四王高校。千葉県代表、砕落高校。青森県代表、林密高校。
兵庫県代表、神戸高校。鳥取県代表、漠府学園。熊本県代表、史往カルデラ高校。
三重県代表、熊野孤道高校。滋賀県代表、浸中高校。北海道代表、雪象高校。
秋田県代表、藤原某高校。愛媛県代表、未完高校。神奈川県代表、新生箱根火山高校。
沖縄県代表、野高校。大分県代表、地獄高校。岡山県代表、備前長船高校。
香川県代表、オリーブアイランド高校。富山県代表、氷越高校。東京都代表、江戸幕府高校。
大阪府代表、小坂高校。愛知県代表、黄鳥高校。新潟県代表、米命運高校。
山形県代表、桜玉高校。山口県代表、不愚対天高校。山梨県代表、水果高校。
ここまでがAブロック。そして、ここからBブロック。
福岡県代表、ボーンラッド高校。京都府代表、黒京都高校。宮城県代表、奥選高校。
長崎県代表、クライマックス高校。静岡県代表、サウザンド高校。石川県代表、アグルィン高校。
茨城県代表、網目法則高校。岩手県代表、大追照高校。徳島県代表、かずら橋高校。
埼玉県代表、高疎高校。宮崎県代表、スペシャルフェニックス高校。奈良県代表、頼光高校。
佐賀県代表、持改戦高校。島根県代表、ベニズワイガニ高校。福島県代表、会津興隆高校。
岐阜県代表、関刃高校。栃木県代表、黒曜石心高校。長野県代表、ナウマンゾウ高校。
群馬県代表、愛妻高校。福井県代表、メガフレーム高校。和歌山県代表、ジャバラマリーナ高校。
鹿児島県代表、キリシマ高校。広島県代表、厳島何時争高校。前年度優勝、富山県代表、輝光白蛍高校。
Aブロック注目は、香川県代表か。オリーブアイランド高校は前年度準優勝校。そして、前年度優勝校と同じ県からの予選を勝ち抜いた氷越、更に最多人口を擁する東京から勝ち上がった江戸幕府。超激戦区である事は間違いが無い。
技四王が準決勝で当たるのは、どこだ。
そして。Bブロックには、言うまでも無く。輝光白蛍が。
「輝光白蛍を倒すなどと、大事は言わん。一戦一戦を丁寧に戦おう」
「はい」
「はい!」
しっかり頷く戦草寺、己業。引っ張る野牛。見守る千誌。
大会、始まり!




