太ると顔から太るのは損な件
「和佐ちゃん、最近の私、顔が丸くない?」
「ええ?絵美ちゃんが?」
私は絵美ちゃんの顔を見る。
確かにちょっと丸い気はするが、イマイチよくわからない。
「あんまり、そう思わないけど……」
「ほら、見て。」
絵美ちゃんは思い切り顎を首に近づける。
当然、顎の肉が顔周りに集まる。
「丸いんだよ。」
私は吹き出す。
「いや、それをしたら普通に丸くなるでしょ!」
絵美ちゃんはその姿勢のまま、自分の首を指差して話し続ける。
「ここを見てよ。前より明らかにたっぷりあるんだよ。お肉。」
「そうなの?」
私はつついてみる。
「え?どの辺り?」
「この……辺り……たっぷり……してるでしょ?」
「どうだろう……」
私は言われた部分をつつく。
「だいぶ、わかんない。」
「私、太ると顔から丸くなるみたいなんだよ。」
「太るとお腹からじゃないの?」
「和佐ちゃん、それが違うんだよ。」
絵美ちゃんは熱心に身を乗り出す。
「顔が先に丸くなるとね、損なんだよ。」
「損なの?」
私は思わず笑う。
絵美ちゃんはいよいよ熱心に頷く。
「そうなんだよ。身体が細くても、太って見えるんだよ。
よく分かったよ。うん。」
「私、手首に血管出るのが嫌なんだよねぇ。」
【R18/BL『終局の悪魔』本日完結しましたꕤ*.゜】
「愛してる」も「好き」も言えない二人の物語
優美な白髪高官ドルチェ×口の悪い赤髪悪魔フィーネ
R18版は、なろう版から1話追加して全52話
終盤のep.49~51もR18版として大幅に書き直しました
そして本日
最終話「貴様の目は美しい」公開しました(*´꒳`*)
『【R18】終局の悪魔―俺を利用するはずの白髪高官が、なぜか俺の目を美しいと言ってくる―』
https://novel18.syosetu.com/n2839mt/
※18歳未満の方は閲覧できません
お気に入りのキャラクター・場面がありましたら★評価・感想を頂けるととても嬉しいです୨୧
一言でも大歓迎です⋆。˚✩




