狂乱異界総集編:ゴミの王の誕生と天空船の制圧
第一部:ゴミ処理場からの覚醒
異世界転生と狂気のスキル
主人公、田中ケンジ(32歳、焼却炉の監視員)は、交通事故で命を落とした後、異世界で目覚めました。
しかし、彼が転生したのは、勇者や魔法使いが活躍するような美しい世界ではなく、鉛色の空の下に広がる巨大なゴミの山でした。
彼の新しい肉体には、廃棄物処理ユニットSADというデバイスが埋め込まれており、彼に与えられたスキルは全て元の職業に関連した、極めて特殊で狂ったものでした。
S 廃棄物の鑑識と再資源化:あらゆる「ゴミ」の真の価値を見抜き、再構成して強力な道具に変える能力。
A 汚染耐性:毒ガスや悪臭などの汚染環境を一切気にしない能力。
C 焼却炉の炎:見たものを超高温で加熱する能力。
普通の異世界転生者なら絶望する状況でしたが、ケンジは逆説的な真実に気づきます。
この世界で最も嫌悪され、忌み嫌われる「廃棄物」こそが、誰にも手出しのできない「純粋な資源」である、という哲学です。
最初の廃棄物アイテムの生成
ケンジが最初に目をつけた資源は、空から投棄された天空船の排泄物と汚物でした。
貴族の排泄物や残飯の中には、エルフの香水カス、ドワーフの研磨クズ、聖女の未消化の栄養素など、この世界では貴重なはずの素材が混ざっていました。
ケンジは、砕けた陶器の破片(貴族のトイレの残骸)を基盤に、それらの汚物を再資源化し、最初のチートアイテムを生成します。
汚染と浄化のスティック:悪意を魔力に変換し、使用者を回復させるが、周囲の人々からの嫌悪感を高める杖。
ケンジは、この能力によって、自分こそがこの世界の「ゴミの王」であり、この世界の秩序を支配する貴族たちは「最高の廃棄物生産者」であると確信します。
彼は、天空船が投棄するゴミを追いかけ、船への侵入を決意します。
天空船への侵入と「虚栄の拳」
ケンジはゴミ山に生息する魔物たちを、焼却炉の炎スキルで純粋な炭素と無機物に変換しつつ、天空船の排出口へと向かいます。
彼は、貴族が捨てた銀食器、王宮の晩餐会の骨、精霊術師の失敗作の試薬を集め、再び再資源化を行います。
貴族の虚栄の拳(銀色のナックルダスター):攻撃が当たった相手の防御力を奪い、自分の嫌悪感耐性に変換する道具。
この拳を使い、ケンジは天空船の排出口の防御が手薄になる一瞬を突いて、船内に侵入しました。
船内で遭遇した見習い騎士は、ケンジの全身から漂う悪臭と汚物にパニックを起こします。
ケンジは、騎士の完璧な甲冑を「美しさ」として認識しつつも、その甲冑に付着した「油汚れ」こそが使える資源だと判断し、拳で攻撃します。
攻撃によって騎士の防御力は奪われ、さらにケンジの存在そのものが騎士に強烈な生理的嫌悪感を与え、戦闘不能に陥らせました。
ケンジにとって、この天空船の「清潔さ」は、ただの「資源の非効率な保存方法」でしかありませんでした。
王女の覚醒と狂乱の支配
錬金術師との対決と「狂乱の増幅装置」
ケンジは、この船で最も質の高い廃棄物が集まるであろう王族区画へと向かいます。
彼は、宮廷錬金術師の研究室に目をつけます。
そこには、錬金術師が「無価値なゴミ」と呼ぶ、実験の失敗作が山積みになっていました。
ケンジは、ひび割れた魔力増幅レンズ、腐敗した魔物エキス、使い古された術衣の切れ端を集め、再資源化します。
狂乱の増幅装置:魔力を十倍に増幅するが、結果が予測不可能で、使用者にも精神的負荷をかける水晶体。
錬金術師は怒り、火球魔法を放ちますが、ケンジは増幅装置を使い、火球を「悪臭を放つ緑色の粘性の塊」に変貌させて跳ね返します。
錬金術師は、自分の過去の失敗作が、最高の力を持って自分自身を襲ったことに錯乱し、撃退されました。
ユリアナ王女の変貌
ケンジが次に遭遇したのは、この国の王女、ユリアナ・ロドウェルでした。王女は、愛用していた巨大な花瓶が割れたことに絶望していました。
「醜い失敗」として嘆く王女の前で、ケンジは割れた花瓶の破片、魔力土壌、潰れた花びら、そして執事のカビが生えたローブの切れ端を素材に、新たな道具を生み出します。
瞬間の絶対美のブレスレット:使用者が「美しい」と感じた瞬間、その美しさを魔力として抽出し、物理的な防御壁に変換する盾。
ケンジは「美しさは崩壊して初めて資源となる。お前たちが捨てた崩壊した美こそが、絶対的な力なのだ」と説きます。
この狂気の哲学に、王女の価値観は完全に破壊され、彼女はケンジの「汚くて、正しい」考え方に魅入られてしまいます。
彼女は、ケンジの全身から漂う悪臭を「救い」と錯覚し、彼に忠誠を誓いました。
王女は、ケンジの最初の狂った仲間となり、天空船の真の力を支配するために、王が隠れた船の最上階へと彼を案内します。
王の価値観と「不名誉の笏」
王の執務室で、ケンジと王女は、この国の王と対峙します。
王は娘の変貌と、ケンジの汚らわしさに激怒しますが、ケンジは王の怒りや権威を「不要なエネルギー」として無視しました。
ユリアナ王女は、王が「失敗作」としてシュレッダーにかけた書類の山に、自身の覚醒した魔力を注ぎ込み、再構成を試みます。
王の不名誉の笏:王の「失敗」と「隠蔽」から生まれた笏。周囲の者の「自尊心」を奪い、精神的な動揺を与える。
王女は、この時、自身の隠されたスキル「美の分解と再構築」を開花させました。
それは、ケンジの哲学と完全に合致する、「美しいものを分解し、醜いものから力を引き出す」能力でした。
王は、自身の失敗作が結晶化した力と、娘の狂気に打ちのめされ、戦闘不能に陥ります。
ケンジと王女は、王が支配していた天空船を「最大級の廃棄物生産工場」として、完全に制圧しました。
世界の廃棄物処理計画の始まり
ケンジと王女は、王が最も恐れ、隠蔽していた天空船の最下層、瘴気遮断層の魔力貯蔵庫へと向かいます。
そこには、何世紀にもわたり下界の全ての悪意、毒素、汚染物質が濃縮された「原初の瘴気核」が浮かんでいました。
貴族が恐れた「世界を腐敗させる毒」こそが、ケンジにとっての「究極の資源」でした。
ケンジは、自身の持つ全てのアイテムと、ユリアナ王女の「美の崩壊エネルギー」を核に投じ、SAD・オーバーロードを起動させます。
【究極スキル:世界の廃棄物処理計画(The Great Scrapping Project)が完全解放】
ケンジは世界全体を「巨大なゴミ処理場」として俯瞰する力を得ました。彼は、天空船を、全世界の「不要な権威や秩序」を回収・分別・再資源化するための移動式ゴミ処理センターに改造することを宣言します。
ユリアナ王女は、「世界の廃棄物処理担当者」としてケンジに付き従うことを誓いました。
彼らの戦いは、この世界に蔓延る「資源の無駄遣い」と「非効率な秩序」を「正しく処理」するための、壮大で狂気に満ちた「廃棄物処理革命」として、今、まさに始まったばかりです。
― 狂乱異界:廃棄物と王の再臨 ― ― ケンジとユリアナの戦いは、これからだ! ―
はい総集編まで見ていただき感謝感激雨アザラシでございます。内容はないようですね。ではこのへんで




