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75.  慢心した自分

 ヨガスクールでの指導も、だいぶ慣れてきた、そんな中、火曜日と木曜日は、指導を休みにしていたので、公ではありませんでしたが、機会があれば、治療を続けていました。


 もちろん、たぶん実際には、どんな病気も簡単に治せたわけではありませんが、その当時の意識では、こんな素晴らしい力は、他にはないし、ずいぶんと、力のコントロールもできるようになったし、もっともっと、色々な病気も治していく、という意気込みは、実際、当時、ヨガスクールよりも力が入っていたかもしれません。


 それに、占い師の聖子先生も、私を絶賛してくれていて、本当に可愛がられていました。

 

 その後、周りには、様々な病気の人がいて、中には手術しないと治らないのに病院の都合で入院できない女性がいて、手術なしで完治させたこともあり、今にして思えば、とにかく調子にのっていました。


 そして、治した人から人へと伝わり、いきなり腰を傷めて立てなくなった人たちは、何人か治しましたが、以前にも書いたように、傷めてから治すまでの時間が短ければ短いほど早く治るので、だいたい傷めたその日に

治せる機会が多かったので、一回ですぐに治ることも多かったのです。


  しかし、こういう治療は、パワーがあるとはいえ、なかなか一発では治らないのが普通なのですが、一回で治せたのは、力がそこまですごいせいではなく、手当てが早かったから治せたに過ぎないのに、自分は相当に力をつけていたのかと、一時は、過信していました。


 すると、人の見方というのは、怖いもので、ただ病気を治しているだけなのに、まだ若干20才半ばの若造に、悩み事の相談にのってほしいとか、えらく尊敬されてしまい、そういうことまで引き受けるようになっていました。


 本当に馬鹿みたいな話しなのですが、ひょっとしたら、自分はすごい人になれるのかもしれないとか、そんなことを、ふと、思うこともありました。


 今思えば、当時の自分は、なんという愚か者なのか、としか言いようがありません。


 本当に、もしもタイムマシンでもあったなら、当時の自分のところに行って、叱ってやりたいくらいです。

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