60. 二階堂統人との出会い
都内に住んでいる彼女と待ち合わせをして、ヨガセンターに案内されました。
そこは、ヨガのコースが4つあって、初心者や普通にヨガを習いたい人のための通常コースと、もう少し極めたい人向きの、瞑想を含めた中級者コース、プロの指導者を目指す人数限定の上級者コースと、そして、ジェニファーの指導する外国人コースがありました。
そして、彼女がグレードマスターと仰ぐ二階堂統人先生と初めてお会いしました。
先生は、50才前半で、年齢の割に大柄な人で、普通のおじさんのような見た目なのが第一印象でしたが、話せば話すほどに、何というか奥深さを感じるのでした。
普通なら、上級者コースに参加しなければ、先生にお会いする機会はありません。
「君のことは、ジェニファーから聞いているよ。シバナンダにいたようだね。今は何をしているの?指導をしているのかい?」
「今、ヨガスクールを開校するので準備をしています。」
「なるほど。君は、、、そうだね。これから、上級者コースに参加するといい。タイミングがちょうどいいから、今の君に、とても役に立つと思うよ。頑張りなさい。」
「あ、ありがとうございます。」
と、とりあえず答えて、呆気にとられていましたが、ジェニファーが駆け寄ってきたので、
「ここに通った方がいいのかな。」
「なに言ってるの。先生から勧められることが、どれだけすごいことなのか、わからないんでしょ。こちらから、上級者コースに入りたいと言っても、皆、だいたい断られるのよ。
まして、先生の方から上級者コースにきなさいなんて言うことなんてないんだから。どれほどすごいことなのか、そのうちわかるわよ。」
そう言われて、週に一度通うことになり、初めてインドで経験できなかった瞑想の指導を受けることになったのです。ハタヨガは熱心にやっていれば、身体が柔らかくなったり、進歩の度合いがわかりますが、それに比べて、瞑想は本当に手応えを感じるのが難しい。インドにいた時も、時々瞑想はしていたし、知識としては授業がありましたが、具体的な実践の授業はなかったのです。




