23. 帰国の途へ、途中で驚きの遭遇も
聖地リシケシを後にして、ニューデリーに戻り、ヨガの本を求めて書店巡りです。アショークから教えてもらった厳選したヨガの本のリストを参考に一日中探しまくりました。結局、40冊あまりの本を見つけました。これは、とてもいい収穫でした。彼との仲が、続けられていたら、お礼の報告もできたのに、とても残念でした。
ニューデリーから○○空港へ。インド航空で、空路10時間以上、タイのバンコックと、香港を経由して日本へ。本当に久しぶりの日本。何か変わったことはあるだろうか。まだ日本に帰る実感が湧かないのです。そう思って、途中の香港に経由した時のことです。
香港ではけっこう日本人が乗ってきましたが、なんと、その中に、見た覚えのある顔がいました。なんと、それは、当時、人気絶頂の歌手のピンクレディの2人です。たぶん、香港から帰国するところだったのでしょう。こんなところで、会ったのも驚きでしたが、一気に日本に戻った感じで、急に現実を実感しました。私のすぐ並びの席だった2人を見ていたら、どんどん日本での日常が思い出されて、日本の1年の空白が埋まっていくようでした。
そして、長いフライトを経て、ようやく着きました、成田国際空港。
久しぶりの日本は、とにかく、どこもかしこも綺麗で、明るくて気分も上がります。到着時間には、母と姉が迎えにきてくれるという。入国手続きを終えて、荷物を受け取って出て行くと、懐かしい2人の顔が見えてきました。2人も、私のことがわかって、目が合うと、2人共、なぜかすごい表情。
すぐに駆け寄ると、
「ただいま!」
「お、おかえり。」
やっと、答えたような返事をすると、
「インドの乞食かと、思ったわ。ど、どうしたの?」
「えっ。どういうこと?」
そういえば、インドにいる間は、あまり髪を切ってなかったので、髪はとても長かった。
「ああっ。そういえば、髪あまり切ってなかったからね。」
すると、間髪入れずに、
「それだけじゃないわよ。こんなに痩せて!」
たしかに、痩せたのはわかっている。けど、
そんなに驚くほどじゃないのに、まあ着ているものも、たしかにインドっぽいからなあ、と自分なりに納得し、家に帰りました。
帰宅するなり、父がやはり、私を見るなり、
「どうしたんだ、おまえ。痩せたなあ。」
えっ、そんなこと。同じことを言われたと思い、鏡で見に行った。すると、そこには、とんでもなく痩せている自分がありました。
その姿は、ただ痩せたという言葉だけではすまないほどの激痩せの姿でした。自身の姿ながら、本当に焦って、すぐに体重計に乗りました。
すると、なんと、体重は34キロだったのです。これほど痩せたとは思わなかった。そういえば、シバナンダでは、鏡はどこにもないので、髭は、鏡を見ずに剃っていたし、自分の姿を鏡で見たことは一度もなかったし、あまり意識することはなかったのです。自分で見ても、かなりショックだったので、それは家族が驚くわけでした。
思い起こしてみると、食事が合わないということはなかったのですが、たしかに、あまり食べていなかったように思う。それにしても、ちょっと信じられなかったのです。その後、元の体重に戻るのに、数週間くらいはかかったように思います。
今回で、【インド編 Part.1】が終了です。




