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18. 驚きの体内洗浄

 ある日のハタヨガの授業、今日は、特別授業で、体内洗浄を行なうという。実は、こちらでは、ヨガの修行者のことを、ヨギ、というのですが、ヨギは、ヨガのポーズを行なったりするほかに、断食や瞑想なども行ない、今回行なう、体内洗浄も時々行ないます。


 その方法はいくつもありますが、今回、私たちが参加しているコースのカリキュラムにすべて含まれており、一通り行なうことになりました。その前に、必要な道具が色々あるので、購入しました。


 そして、まず最初に行なったのは、鼻腔の洗浄です。使用するのは、ゴムチューブで、長さが30㎝太さ5mmのもので、先が丸くなっています。ぬるま湯に塩を少し入れて、薄めの塩湯を作り、ゴムチューブをひたしてから、右の鼻の穴から、ゆっくりと入れていきます。すると、なんと口の中の上あごの奥から、ゴムチューブの先がでてくるので、両端をつかんで、交互に引っ張ってしごき、鼻腔を洗います。これが、まず鼻の穴から入れていくのが、とても痛い。それに、最初は、上あごの奥にでてきても、うまくつかめなくて、喉の方にいってしまって、すぐえずいてしまい、すごく苦しい。これを左右の鼻の穴で同様に行ない、片側を20回くらいしごきました。これを週に一度やると、鼻の穴の内側にたまる風邪の菌を排除して、風邪がひきにくくなるということらしいです。これが誰でも簡単にできるかというと、そうでもないのです。喉の奥に指を入れて、ゴムの先をつかもうとすると、つかむ前にえずいてしまう。自分はなんとかできましたが、最後までできなかった人もいました。


 次に、プラスチック製で日本の吸い飲みに似たようなポットを使います。ぬるま湯に塩を入れて薄めの塩湯を作り、吸い口を片方の鼻から差し込んで、塩湯を入れて口から出していきます。ここまでで鼻腔の掃除が終わります。次の二つは、かなり困難な洗浄です。一つ目は、だいたい1リットルくらいの塩湯を作り、全部飲み干して、指を喉の奥に入れて、えずいて、全部吐き出します。これがとても苦しいです。これを行なうと胃の中が綺麗になるというのですが、相当に苦しくてとても耐えきれないし、1リットル全部出すことは、たぶん無理だと思う。


 しかし、こんなものは、まだ序の口。最後の体内洗浄は、これまでの中でも相当に困難を極めるのです。それは、幅10㎝で長さが6mくらいの白布を塩湯につけたあと、一方から少しずつ飲み込んでいく。食事中にご飯が喉に詰まったとか、そんなレベルではありません。なんせ、ずっとつながっているのですから、えづくどころの騒ぎじゃないのです。


 これは最終的に全部飲み込んでいくと、自ら内蔵を動かして、胃腸を通して肛門から出していくといいます。当然、そこまでできる人は、今回参加しているインド人が1人だけで、あとの人はほとんどがすぐにリタイアしていました。ところが、自分はなんと60㎝くらい飲み込みました。たかがそれだけと思うかもしれませんが、これはかなりすごいことですし、正直言って、その全部飲むことができる人以外では、自分がトップでした。しかし、本当に苦しくて死にそうでした。これだけ飲み込んでいくのも苦しかったのですが、予想外だったのは、飲み込んだものを口から引っ張り出すのは飲み込む以上に厳しかったのです。そして、その影響か、その日は食欲もなく、1日気分がすぐれなくて、大変だったのです。体内洗浄の授業は、その日だけだったのですが、もう2度とやりたくなかったです。

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