17. 現地で聞いた超人の話し
ところで、ヨガが日本でもそこまでよく知られていなかった頃、テレビ番組で、インドの山奥にいて、針の敷き詰められた板に裸で寝転んだり、腕に細い針を通して、血も出ず、痛くもない、そんな人たちをヨガ行者といって放送していました。それは、まさかただのやらせか怪しい何かだと思っていました。
しかし、そんな噂話しを現地の人たちに試しに話してみると、それが全くのウソではないというのです。それは、当時、現地の人たちから聞いた様々な話しを書いてみようと思います。
まず、もう七十歳をすぎるというヨガの修行者ですが、高齢なのに肌はツヤツヤしていて、張りがある。シバナンダアシュラムの近くに住んでいたその老人は、コブラに噛まれても、その噛まれた時、その毒をコブラに押し戻して、毒は入らず、おまけにその噛んだコブラが戻された自分の毒が回って死ぬ、という。ただ、もちろん、それを見せてもらえるわけもなく、その本人についに会って話しを聞くことはできましたが、とても信じられないのですが、一応そういうこともあるらしいということでした。
二人目は、空中浮遊をするという修行者です。ヨガの修行者というと、必ず一度は出てくる話しです。しかし、これについては、それをやるための手順まで聞くことができたので、ただの噂話しよりは、聞いて損のない話しではありました。その方法とは、そのために、1週間断食をして、色々とそのための準備が必要だという。そして、8日目の夜明けから、座禅をして、その日の夕方、ゆっくりと2メートルくらい浮遊するという。それは、1週間の間、体内に気のエネルギーを溜めて、肛門から吹き出して、そのエネルギーの上に乗って、浮遊するという。2メートルくらい浮き上がった後、一瞬で落下して、そのまま一日立つことも起きることもできないで、次の日に回復して、やっと立ち上がるといいます。
それから、修行のため、といって、左腕を上げたまま、降ろさないで、20年という人がいるという。もう1人は、立ったまま決して座ったり、横にならない人。休む時や寝る時は胸の高さに釣ってある大木に寄りかかって寝るという。そのまま、15年すぎているということでした。
これらの修行者たちは、それをすることで悟りを開くのだというのですが、それらは、全員ではないけれど、ウソかもしれないし、実は、修行のためではなく、その不思議なことをして、お金を得ているのではないかという話しもあったのですが、真偽のほどは定かではありませんでした。ただ、興味深い話しではありました。




