14. 家族からの愛が届く
ある日、授業が終わると、受付にきてほしいと、呼び出しがありました。行ってみると、一抱えもある大きな荷物がきていて、日本の実家からの荷物でした。
早速、開けてみると、この、インドの別世界から、いきなり現実に引き戻されたような品物の数々でした。なんと、ほとんどがお菓子お菓子お菓子。チョコレートやクッキーや、それと、私のとにかく好きなお煎餅がいっぱい詰め込まれている。
そういえば、こちらにきて、インドのお菓子を試したことがありました。ところが、これが相当に甘い。甘い、とは、前から聞いていましたが、そのつもりでいましたが、その予想のはるか上をきました。一口食べただけで、もう二口目が食べられない。かえって、日本のお菓子が恋しくなってしまいました。
そして、送られてきたものの、驚きだったものが、日本にいた時に定期購読していた映画雑誌がきたこと。まさか、これは送らなくてもいいのに、たぶんテレビもラジオもないから、退屈と思ったのかもしれませんが、私よりも回りにいた外国人が1番驚いていました。でも、色々と考えてくれて、ありがたい。
こんなに、何ヶ月も家族と離れたことはなかったし、それも、ここまで遠方にいることを考えると、家族の存在の重さを感じて、このはるか遠方からの愛情の詰まった荷物から、とても深い気持ちを、感じていて、これからの2度に渡るインド行きを無駄にしてはならない、と、そして、無事に合格して帰れるように、一層頑張ろうと、心に決めたのでした。




