12. その他、講義の難しさ
ハタヨガは、このように順調に学んでいくことができた一方で、その他の講義は、難しいものが多かったのです。最初に学ぶのは、ラージャヨガという、ヨガを行なう上での実践法を段階的に体系づけたものであり、ヨガを学ぶ上で、1番基本的な学科です。それは、八支則と呼ばれるもので、その段階の途中に、ヨガのポーズを行なうことと、呼吸法、瞑想法があります。
その他のヨガの多くの科目以外にある科目は、ヨガ哲学や、インド哲学のウパニシャッド、ヒンドゥー教の聖典ひとつであるバガヴァッド・ギーター、など、まるで大学の授業並みの難しさであり、一見、直接ヨガとは関連が深くないように思われるものも含まれているのですが、哲学的には、深いつながりがあり、その数は、実に、15科目にも及んでいたのです。やはりヨガ自体、五千年もの歴史があるものなので、ヨガをかなり専門的に習得するためには、その下地として、そのくらい多い科目が必要だったのかと思います。
それらの授業は、母国語が英語の人たちにも、難しいものだったかと思われます。しかしながら、学べば学ぶほど、ヨガの哲学やインド哲学のウパニシャッドなどは、その、ヨガの持つ神秘性というか、そのようなものが理解されることが、たとえ、ハタヨガだけを学びたいという人たちにも、不可欠であることが、深く学ぶほどにわかってくるのです。
ヨガは、学べば学ぶほど、本当に奥が深い終わりのないものであり、スポーツでもない、体操やストレッチとも違う、自己実現のための実践法なのです。日本国内で、ヨガを習う人たちにも、基本だけでも理解して頂きたいと強く思っています。なぜなら、これらのことが、アーサナを実践するためにとても影響力が強いと、自分で体験したからなのです。




