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異世界は唐突に始まるようです  作者: サノホロ
13/18

13話

場所戻ります学術都市マバジャン。


リン達が乗る馬車は途中で円盤に乗り空にある建物に着いた。


「リン~疲れたよぉ。もう書類は嫌ゃ~。」

「よしよし、お疲れ様美味し料理沢山頼んで良いて聞いたから沢山食べて元気になろ?」


「目が痛ぇ~書類って字が小さいんだよ目が疲れるぜ。」


ニュラはリンにぐったりと抱きつきそんなニュラをリンは頭を撫でて労った。

ビィルも普段大きい字で書かれた、民衆向けの文章しか読んでなかった為小さな文字に苦戦し相当疲れていた。


「ここは私が出資してる飲食店なんですよ、私の部下以外の監視魔術はかかっていないから、そろそろリンさんの精霊を呼んでも良いよ。」

「監視……そうですねじゃあ、呼んでみます。」


監視されていた事等知らないリンはドキリとしたがここが大丈夫なのは教えくれた為ロキに念話を送った。


『今は大丈夫だから来て良いわよ。』

『ふが?!り、リン分かった直ぐ行くよ!』



(寝てたのね……。)




慌ててるロキに本当に日向ぼっこしてたのかと思ったリン。



「トゥス!皆のアイドルマスコット、ロキくんお昼寝から登場だよ!皆はくしゅ~。」



ロキの頭を見るまでは………。




「皆どうしたの?そんなに見つめてあっ!余りの可愛さにモフモフしたくなった?」



ディムガルフはじっとロキの頭にある物体を見て、他の魔法を使える者達が手をロキにむけた。


「我はお前を見誤ったようだ……そのような()()を連れ込むとはな。」


「むぅ?!いけすかないエラドゥハ見たいな喋り方をするショタボーイはどちら様?確かに僕は魔性の魅力を持ってるよ分かってるねぇ。」




「成る程()()()()の変異種のようですその精霊は寄生され頭がおかしくなってしまったのですね。」


ギィルの言葉にピキンと固まったロキはそぉっと前足を頭上に持っていくとプニッとした感触が前足に返ってきた。






「…………………ふむ?」



ロキは前足をおでこに当て自分の肉球の感触を確かめるそしてもう一度頭上を前足で触る。


「なるほろ?………………………。」


納得したのか頷きニッコリと笑った。






























「助けて下さい!!」


(((((反応おっそ!))))




そんなロキにディムガルフが近くと簡単に小さなスライムを摘み上げ次元収納の魔法袋から、ガラスコップと瘴気計測の魔道具をとりだしガラスコップにスライムを入れ計測し始めた。


「………瘴気がまとわり付いているが体内は光と水属性の魔力で汚染を防いでいる?精霊ロキ君は〖マナライン〗の中で寝てたのかな?。」

「え?あーーそうだよ入り口は瘴気で塞がってたからリンの魔力を少し借りて浄化して寝てました!」


「勝手に人の力を使うなバカロキ!!」


ロキの頬をグニグニ引っ張りロキは涙目だ。


「ほぁてぇふぃんのふぃふぁらふぃふぁほぉふぁふぇひぃふぁい。」

『だってリンの魔力じゃないと浄化出来ないだものしょうがいないか!』


「一言良いなさいよ!」

『言ったら怒ると思った反省はしてない!』


更にリンを怒らせたロキはお仕置きを受けてこえにならない悲鳴を上げ撃沈した。


「すみません内のロキが騒がしてしまって………………。」


「まぁ結果的には近くにマナラインが有るのを知れて良かったので気にせずに大丈夫ですよ。」

「我としては故意でやったのではと疑ってるがな。」


(精霊ロキの能力はかなり高い、流石は〖神器〗瘴気への感知能力は桁外れか。)


ディムガルフは自身の能力でも見通せないロキの力を推測する。



1ヵ所に瘴気は集まる性質がある。量が少ない内は生物、精霊は無意識に忌避して無意識に感知魔法の対象から外してしまう厄介な性質があり、気付いた頃には通常では浄化出来ない濃度になってしまう為神はダンジョンを作って"高濃度の負の魔力〖瘴気〗"を生まないようにしたのだ。


瘴気は全ての存在を魔物へと変異させる世界の癌と言っても良いだろう。

その為ディムガルフ以外の者達が瘴気を纏った存在を魔物と勘違いしてまった。


薄い瘴気溜まりは現状、専用の魔道具を使い有りそうな場所を地道に探り高位の神官職に浄化依頼するしかない。




「こほん、改めて皆さん食事にしましょう。時間は有限ですからね。」


「は?!そうであった皆の者、速く行くぞ!!」


ギィルがこのままだと食事が出来ないと皆に今ここにいる趣旨を思い出させて率先して店へと進むとエラドゥハは彼を追い越し店に突撃していった。






─────



ディムガルフは少し遅れるから先に食べていてくれと皆に言い一人コップに入った小さな存在を見て念話を始める。


『君も災難だったな、君を安全な場所に送る事も出来るがどうする。』


『…………………リン……………いっしょ。』


『一緒にいたいか、なら君は精霊となる未来を捨て、聖と負のの妖精にならなければ成らない………それでもか?』


『…………うん。』


精霊から負の影響を受け魔物に近づいた穢れた存在である妖精に成る意志を受け取ったディムガルフは魔石を取り出し()()()()()()()を発動させたのだった。



































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