NO,2 はじめまして 摂食障害
小さなことでダイエットを始めた私。ただただ、自慢の娘でいたかっただけでした。親が私を自慢してくれるものがひとつでもいいから欲しかった。性格が優しいとか言われたもありきたりだって当時の私は思っていたんです。素晴らしいことなのに。
初めての本格的なダイエット。当時の私は158センチ、52キロと普通の健康体型。ダイエットなんて必要のない体型でした。まず初めに立てた計画は40キロ台になること。私は大好きなお菓子を我慢しました。でも、我慢できない日もたくさんあり、運動を始めました。ユーチューブを見ながら足パカ、スクワット、腹筋。最初は10回で限界だった腹筋も30回、50回とできるようになりました。雑誌や本のダイエット特集も熟読し、努力の末、49,9キロになりました。この数字を見た時の喜びは今でも覚えています。
「もう少し痩せれるかも、、、」
そう思った私は48キロを次の目標にし,ダイエットを続けました。当時はコロナによる休校期間だったため,家の中での有酸素運動,散歩,筋トレ,ストレッチ,マッサージを続けていました。食事制限も厳しくしていきました。厳しくしても苦痛に感じなかった。それは40キロ台になった時の快感が忘れられなかったからだと思います。当時の食事は,
朝 もち麦ご飯(50グラム)・野菜スープ
昼 母のお弁当
夜 白米(100グラム)・みんなと同じおかず
でした。この生活を休校期間の何ヶ月間続けました。休校期間が明けた日、体重は47キロになっていました。
久しぶりの学校。久しぶり会う友達。私は例年より遅く中学2年生になりました。学校では、
「みかんちゃん、痩せた?」
「足、細くなったよね?」
「何キロ痩せたの?」
「5キロも!?どうやってそんなに痩せたの?すごーい!!」
たくさん褒められました。すごく嬉しかったです。実際にしたダイエット方法を教えたり、制服、体操服を胸張って着れたり。嬉しいことだらけでした。嬉しくて堪らなかった私はダイエットについてもっと調べました。GI値について、運動について、サプリについて。そこで初めて知った言葉。
「摂食障害、、、?」
気になった私は摂食障害について調べ始めました。食べれない、食べすぎる病気。最初はこのくらいの印象でした。
「食べれないんだぁ。いいなぁ」
バカな私は摂食障害になってみたいもんだ。痩せれるし。という最低な考えでした。本当にありえない。
「ま、ならないか私は。」
そんな考えで終わりました。
ダイエットを続けて約半年。体重はあっという間に45キロ。お米は朝50グラム、夜なしになりました。ママが作ってくれるお弁当にもケチをつけだし、揚げ物を少なくしてもらい、脂身が多いお肉を避けてもらいました。運動も多くし、2時間ほど毎晩欠かさずしていました。腹筋は毎日200回になっていました。生理は止まりました。でも、怖くはなかった。生理なんていつか戻ってくると軽く考えていたからです。足はマッサージのしすぎであざだらけ。どんどん痩せていく自分が好きでした。どんどん細くなっていってる。どんどん綺麗になっていってる。
なんとなく違和感を覚えたのはその時からです。