NO,1 ダイエットを始めるまで
どこにでもいる13歳だった普通の女の子。そんな私が摂食障害になり、苦しみ、支えられながら克服していくお話です。摂食障害で苦しんでいる方、大切な人が苦しめられている方、まだ摂食障害についてよく知らない方。色々な方に読んで欲しいです。私の体験を通して、たくさんの方の力に少しでもなれますように、、、。
どこにでもいる普通の女の子でした。勉強はそこそこでき、友達もそこそこいて、家族は仲がいい。運動神経は悪かったけど、、、。本当に普通の女の子。そんな私は小さなことをきっかけに別人のようにになりました。
私はみかんという当時13歳の女の子。中学1年生でした。158㎝、52キロと普通の見た目。大きな悩みもなく、楽しく学校生活を送っていました。ダイエットなんて自分には関係ないと思っていたし、友達とダイエットを始めても必ず三日坊主。自分の見た目に対して不満も感じたことがありませんでした。でも、食べることは小さい頃から大好き。本当に大好きでした。
私には同じ歳のいとこがいます。勉強が大好きな女の子。天才で名門中学に通っていて、笑顔が絶えない社交的の子でした。彼氏もいました。そんないとこのお母さんはいつも私の母に自慢をしてきます。
「塾が大好きで塾にばっかり行くの〜!」
「成績が2番だったの〜!」
「彼氏が数学得意でいつも教えてもらってるの〜!」
私はいつもいとこと比べられていました。いとこは○時間毎日勉強してるのにあなたは、、、。など。最初は何も思っていませんでしたが、だんだん聞くのが苦痛になってきました。同じ歳のいとこ。ひとつでも勝ちたい。でも勉強好きな天才いとこに勉強で勝てるはずがない。考えているうちに出てきた答えは見た目。いとこは少しぽっちゃりしていました。私が細くて可愛くなったらいとこに勝てるかもしれない。そんなしょうもない小さな考えが私のダイエットのきっかけです。いとこも自慢してくる叔母も母も誰も悪くない。たぶん当時の私の考えすぎ。見た目で人を見ていた当時の私がすごく最低でした。でも、大好きな母と父の自慢の娘でいたかった。その日から私のダイエットは始まりました。