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何が分かるかな

何か変な文章でござるの巻。

飛ばしてくれても一向に構わんッ!

「それじゃ、僕は戻るね。何かあったらあそこにいるから。」

「あっ、ごめんちょっと考えてた。・・・分かった、ありがとね。」



そう言うと孝彦は手を振って行ってしまった。

・・・よし、ちょっと整理してみようかな。


孝彦はああ言ってたけど、やっぱりコレはこの地図であっていると思う。

あまりココに来たことはないけど、なんとなく建物の構造が似ている気がするんだよね。

だけどココには4階が存在しないらしい。いつもココにいる孝彦が言ったことだ、嘘なんかじゃないだろう。じゃあ4つめのフロアはどこにあるんだろう?



「いや待てよ・・・・・4階じゃなくて地下室があるってことは?」



そもそもこの地図には階数が書かれていない。

てっきり4階まであると思っていたけど、実はコレ地下1階があるってことじゃないかな?



「んー・・・ありえない話ではないよね。」



しかし孝彦は地下室の存在なんて本気で知っていないような気がする。

だって知ってるならアイツのことだ、私がさっき『4階まであるの?』と聞いた時点で『3階までだけど地下1階があるよ』と答えただろう。


なら、孝彦すら知らない・・・?



「そうだ、地図。今の地図・・・・・管理人室なら置いてあるはず・・・!」



私はすぐに部屋の中を探しはじめた。ランタンの明りでよく見えて、新しい地図はすぐに見つかった。

さっそく二つの地図を机の上に広げて比べてみる。

すると、やはりというかなんというか・・・私が見つけた地図と今の地図は似ているようでどこか違っていた。



「ところどころ修繕工事が入ってるせいかもしれないけど・・・・・うん、やっぱり古い地図はココのであってる。ただ・・・今の地図を見た感じ、地下への道はもう閉ざされちゃってるみたいだな。残念。」



昔は地下への階段があったようだけど、危険だからなのか今ではその道が封鎖されている・・・というか埋め立てられているようだ。

せっかく行ってみようと思ったんだけどなぁ・・・行けないものは仕方ないか。



「・・・でも折角だし、そこまで行くだけ行ってみようかな。」



埋め立てられているんだろうけど、それでも折角だし行ってみよう。

建物自体がこんなボロボロだし、もしかしたら崩れてるかもしれないしね。なにより気になるから。

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