打ち切り漫画、ハジメテノユウシャ
ぶっちゃけ今回いらないです。次から本番です。
『ついに魔王城まで来た・・・覚悟しろ魔王!!』
『ふははははは!!! やっと来たか勇者!
まさかお前がここまで辿り着くのに10年も掛かるとはこの俺も予想外だったぞ!』
『だったらフィールドに雑魚共をあんなに沢山配置するんじゃなかったな!
おかげで最初の街から次の街にいる王様に会いに行くまでに3ヶ月かかったぞ!!』
『だがおかげでレベルは馬鹿みたいに上がっただろう!!
来いッ! お前は俺が10回倒さないと死なないと思っているだろうが、実は1回攻撃されただけで死ぬぞおおおおおお!!!』
『今までに散っていった皆の思い・・・・・受けてみるがいい!!
うおおおおおおおーーーッ!!!!』
『頑張って、勇者様・・・!』
勇者の力が世界を救うと信じて―――――――。
ご愛読、ありがとうございました!
☆
「・・・なにコレ?」
なんだこの一昔前の打ち切り漫画みたいなノリのクソ作品は。
いや実際に打ち切り漫画なんだけどもさ。なんでかな・・・すーーーっごい損したような気分だ・・・。
「はぁ・・・アイツの好みなんか信じるんじゃなかったな・・・。」
朝から微妙な気分になりながら、私は読んでた単行本をカバンの中に押し込んだ。
こんな本さっさと返してしまおう・・・・・そう決意して、私はアイツがいるであろう図書館へと向かっていった。
随分長い間更新していませんでしたね。
いつまで続くか分かりませんが、よろしければお付き合いくださいませ。