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第004部 いざ行かん異世界へ!

(ん?……林の中か……)


そう、竜二は街から3キロ離れた林の中にいたのだ。



ガサッ……


(何かいる……)

足元には膝丈まで草が茂っている。

何かがいてもおかしくはない……


ガサガサッ!


バッ!!


「うわっ!!」


突如として現れたのは、角を一本持つとてもかわいらしいとは思えない見た目をした、膝丈ほどの兎であった。


竜二は身構えた。


(こいつ明らかに俺を狙ってやがる……)

そのまま竜二は異世界に来て初めての敵と対峙した。



(蹴って……殺せるか……?)

内心そんなことを思いつつ武者震いをしていた。


ザザザッ!!


(来る!……殺らなきゃ怪我するっっ!)

殺らなきゃ殺られるではなく、怪我するというあたりの発想が竜二らしいといえるだろう。


うさぎ(一角兎と呼ぼう)がこちらへ向かってくる!



ドゴッ……




……



竜二はあっさりと蹴ってしまった。

脳内でレベルアップ音らしきものが数回聞こえる。


「……」


あまりにもあっさりだったので、竜二は思わずその場に数秒ほど立ち尽くしてしまっていた。









そして脳内に聞き覚えのある声が響く。


「あー、竜二くーん、きーこーえーるーかーーい?」


(ん?!)

さすがに驚く竜二。


「あ、頭の中に言葉を思い浮かべるだけでいいよ。そうじゃないと変人にしか見えないしね」

笑いながら言っている。


(ん、こうか?)

あまり経験のないであろう意思伝達手段を少しの戸惑いもなく成功させるあたりが、竜二の素質の良さが現れているだろう。


「おっけーおっけー。竜二君、少し『ステータス』って念じてみてくれるかい?」


(おっ、おう……)

そして半信半疑のまま試してみることにした。


『ステータス!』


---------------------

リュージ・ツチミカド

種族:人間

職業:未定

Lv.7


HP:1500

MP:600

STR:115

DEX:95

VIT:120

AGI:90

INT:125

MND:115

LUK:300


スキル

未取得


ユニークスキル

空間魔法 Lv.1

必要経験値1/10

属性魔法の心得 Lv1

武器使用の心得 Lv.1

スキルアップ Lv.1

鑑定 Lv.1


称号

世界神の加護(成長補正強)

神々の期待(LUK+100)


--------------------


(うわっ!!!)

突然頭に流れ込む情報。



「これが今の君のステータスだよ!!」

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