第003部 スキル決め!!
竜二は内心はしゃいでいた。
(うおっ、なんだよこれ! 重力魔法?! すっげー!!)
竜二はこの手の小説を暇があればネット上で読んでいた。
なのでそのような知識を持ってはいる。
(火属性に水属性、地属性もある!)
(武具作成に武器強化!! うおおおおおおおおお...!!!)
「楽しそうで何よりだよ。そうそう、君みたいな人は2年前にいたかなー」
神は微笑みながら言った。
(え?いたのか??)
「うん、そのときも僕のミスでね……ぁぁ……」
神は頭を抱えてる。
(俺が二回目かよ...)
呆れながら言った。
「今から君がいく世界に送っているよ。向こうの時間で2000年くらい前になるかな」
(2000年っっっっっ! マジかよ……)
驚きだ。
「君と同い年くらいだったよ。妙に落ち着きのある子だったなー」
どこかに目をやりながら世界神は言った。
(へーー。)
「それより決めたの?スキル」
(おう!決めたぜ!)
そういって竜二は神にある1つずつ決めたスキルを見せていった。
「……」
そこにはこう書かれていた。
【空間魔法】
空間を司る魔法。空間転移、アイテムボックス、などが使える。
【必要経験値1/10】
レベルアップに必要な経験値を常時1/10にする。
【属性魔法の心得】
頭にイメージでき、存在している魔法ならば使うことができる。
【武器使用の心】
全て武器において、習得速度が驚異的に上がる。
【スキルアップ】
1日10回
「……」
神は黙ったままだ。
(いい……のか?)
「……ん……あぁ、ちょっと考え事してた。うん、いいよ」
(よっしゃぁ! じゃあこれで俺も異世界人!!!)
竜二は嬉しさのあまり叫んでいたw
「あと、おまけで鑑定もつけてあげるよ」
(それはありがたい!)
(って、それより体ってどうするんだ??)
「じゃあ今ここで作ろっかー」
そういってその場に光が溢れた。
目をあけた瞬間……そう、目をあけられたのだ。
(おぉ、戻ってる……)
竜二は自分の体をみて安心した。
「どうだい? 忠実に再現したよ」
(そのまんまだよっ! ありがとう! 感謝するぜ)
「なんか急ぎ足だけどもういけるよね」
(早っ! まあ他にすることもないなら……)
それでは、と神は笑顔で
「こっちから話しかけることもあるかもしれないから、そん時は何でも聞いていいよ」
と言った。
(なんか……すまんないろいろ)
「いや、どうみてもこっちが悪いしね。まあ、新しい命大事にしてよ! じゃあ……街から3キロくらい離れた場所に転移させるからいいね?」
(おう!)
「では……またいつか会おう」
神はにこやかに彼を送り出した。
「あ……あのスキルって…………」