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詩集

風樹

作者: 杠 夜朱

ひらひらと舞い踊る落ち葉はまるで私のようだと思った。

くるくると舞い散る桜の花はまるで私のようだと思った。


どれ程大樹に心を寄せても風の思いには逆らえず、母なる木から舞い落ちる。

どれ程大地に心を寄せても風の願いには逆らえず、冷たい土から舞い上がる。

私の気持ちが私を動かすことはなく、風の意志に私は動かされる。


どれ程故郷に心を寄せても世間の風には逆らえず、育った村を後にする。

どれ程家族に心を寄せても生命の風には逆らえず、育った家を後にする。

私の気持ちが私を動かすことはなく、世界の意志に私は動かされる。

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