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第5ページ::貴方の正体

やっと…やっと…260ヒット達成です〜!

ドンドンドン!パフパフパフ!

付きましては、皆さんの好きなヒロインのオリジナルのページを書きたいと思います!

1・誰と?

2・どんな姿?

3・場所は何所?

4・どんなシュチュレーションが良い?

かならず書かせて頂きますので、宜しくです。


次回やその次に出るキャラでもやらせて頂きますので、それでは!

「貴方は…何者ですか?」

 ベレンスは自分の部屋に零人とレイチェルを入れると、背の高い零人を見上げて言った。

 この姫は俺が違う世界から着た事を知ってるのか?

 レイチェルは訳が解らないという表情をしたまま首を傾げている。

「服装もこの世界とは違う物。そして背の高さや顔の造りまで今まで見た事がありません」

 女と男は違う。この世界に男は居ないし見た人も居ない。輪郭や背の高さについて言われても当然と言えば当然だろう。

 だが、ベレンスの緋色の瞳は零人を映していた。険しく、正しく姫の名に相応しく。

「……聞きたい?」

 もったいぶるように零人は微笑んだ。

 ベレンスは早く話せと言いたそうな目をしている。目は口ほどに物を言うとはよく言った物だ。

「早く答えて下さい。さもなくば、姫の名に於いて貴方を罰せねばなりません」

 手に持っていた杖を零人に突き出して大きな瞳を真剣に怖そうな表情に見せようとしている。

「俺は……男だ。この世界では伝説になっちゃってるらしいけどな」

 ベレンスは呆れたように零人を見詰める。

 当然と言えば当然。俺だって目の前の少女が『実は犬なんです、えへ』なんて言ったら有無を言わさず叩き出すか、病院に連れて行くだろう。

「貴方、わたくしを馬鹿にしているのですか?」

「んじゃ、君達とは背も声色も、顔も違う俺をどうやって説明するんだ?」

 見た限りでは、零人と同じほどの身長の者はいない。レイチェルと歩いていると結構服装もその他も目立っていた。レイチェルがいるから口を出さなかったのだろう。

 ベレンスは零人を見詰めている。綺麗なルビー色の瞳が、自分一人に向けられているのは良いが、こんな状況じゃ嬉しさも半減。折角の美少女が台無しだ。だが、その威圧感は流石姫と思わせる物だった。

「……では、何故伝説の男性がこの世界にいるのです?」

 質問を質問で返す。中々姫は出来るようだ。

「俺だって解んねぇよ。目を覚ましたら森の中でいきなり化け物に襲われて、そこのレイチェルに助けられたんだ。この世界の秩序なんてしんねぇし、知ろって言われても無理。俺は俺だ」

「そこは、何所ですか?レイチェル」

「…はい、トレンドの森です」

 やっぱり森には名前があるものなんだ。迷いの森なんて名前だったら洒落にならんが。

 ベレンスは俯いて考える姿勢をとる。

「なら、こうしましょう。着て下さい、レイチェル」

「はい」

 レイチェルは零人の話しを呆然として聞いていたが、ベレンスに呼ばれると意識をはっきりとさせて歩み寄った。

 ベレンスはレイチェルの前で猫招きのように姿勢を低くしてとジェスチャー。流石に立ったままではレイチェルの耳まで届かないのだろう。

 零人はそんな二人を見ながら少し笑っていた。

「えぇええ!? わたしがですか!?」

 レイチェルは上方お笑い芸人のように突っ込む。ベレンスがボケ――って言うのはないだろう。

「レイトさん、貴方を男性と認めましょう」

 ベレンス姫は少し微笑をみせる。

「マジか!」

「その代わり、わたくし専属の剣士、レイチェルと戦って下さい。貴方がもし、勝てたら伝説の英雄と認めましょう」

 隣りを見るとレイチェルが申し訳なさそうに俯いている。

「おう良いだろう――ってちょっと待て!レイチェルって一個大隊を率いてる剣士だろうが!勝てる訳ねぇだろ!」

 俺を助けようとしてくれた綺麗でクール(と言うか熱血漢)な美女。

 稀にゲームである。仲間に居る時は物凄い頼りになる奴が寝返ると最強最悪の裏ボスになる。あればかりは設定上、戦い辛いし殺すのも辛い。主人公は情け容赦なく泣きながら殺すのだが。あれはまた、惨い。その後の裏切った奴の遺言(と言うか、主人公への暴露話と言うか)の長い事長い事。

 しかも、それが現実に起こる。レイチェルは最強と言うに相応しい剣士だ。

『行くぜおらー!ッぎゃぁぁあああああ!』

 ズビシュと言う効果音が出る事は確実に逃れられない。つぅか下手したら死ねる。

 無謀とは正にこの事。言えばファイナル・○ァンタジーの主人公が1レベの状態で裏ボスに挑むような物だ。きっと攻撃になる前に瞬殺。もし攻撃出来てもヒットポイントの減るゲージはお情け無の1だろう。ゲームは侮れんし現実も侮れない。

「大丈夫です。闘技場なら剣は斬れませんし、ただ当たると凄く痛いだけですから」

 それは死ぬより辛いのでは?

 某格闘ゲームのピヨピヨ状態がある物ならボコボコに殴ってピヨピヨした相手に必殺技をかますような物だ。酷過ぎる。

 しかも下手したら斬られる方が絶対に良い。一瞬で痛みは終わる。

 姫は主人公に酷な事を言う。1万体以上いる敵の軍に単体で乗り込めとか、王妃が病気を拗らせて治すには伝説の薬草が必要だとか言って主人公に泣き付いて取りに行かせたり…。稀には主人公に着いて行くと無茶を言う姫もいる。

 ……どう選択すれば良いよ。

 このまま逃げ出しても良く宛ないし、かと言って最強のラスボス女剣士に単体で斬りかかると言うのも無理がある。こっちは剣の素人と言うか……このファンタジーな世界に馴れつつある自分が嫌になるのだが。

「さぁ、どうします?」

 ベレンスはきっと無理だと考えているのだろう。その笑顔が怖い。

 しかし、零人が言った言葉は意に反する物。

「やってやるよ!こちとらあのイノシシの化け物に殺されかけたような身だ!あの時亡くしたんだったら可愛い子に殺された方が良いぜ!」

 レイチェルは顔を上げて零人を見詰める。その黒い夜空のような瞳には迷いもなく、ただ真剣に一人の剣士を見る目で零人を見ていた。別人だ。

「……ならば、姫様の命だ。わたしも受けて立とう」

「では、コロッセオに行きましょうか」

いや〜、ホント!


ここまで着たかぁ〜と言う感じです(笑


僕としては…というかまだヒロイン2人しか出てない訳ですがw


ツンデレの彼女が好きです。(次回ですね)


次回は、主人公とレイチェルとのバトル開始!?


お楽しみあれ!


輝け!運命のJustice!

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