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エクストラページ::レイチェル

え〜…やっとUP完了!

特別編始めてUPだぁ〜〜〜!

っとはしゃぎ放題なのですよ、はい。

実際言うと4日間風邪をひいて寝込んでました。久し振りだったから辛かった…。

と、まぁ愚痴はこの辺りにして、これからお読みする特別編は本編と少し関係しています。

興味を持っていただけたら幸いです。

 雨笠、夏。

 異世界に飛ばされて男が伝説の生き物になっていた事を知った17才(高校二年生)。

 得意な事、運動と料理。苦手な事、勉強と諦め。

 母さんを養う為に、来る日も来る日もバイトに明け暮れていた。まぁ、結構体力がそれで付いたのは嬉しいけどな。腹筋見てくれ。宅配の仕事を一周間休まずやったら割れた。逞しいな、有る意味。

 至って普通の生活を送ってたんだが、いきなり化け物に襲われるわ、美少女剣士と戦う事になるわで大忙しだった。

「レイト〜!早く入れ〜!気持ち良いぞ〜!」

 今、俺はレイチェルと言う少女で一個大体を率いている隊長と一緒に近くの海に着ている。誘われたんだがな。まさか、この世界でも海で遊ぶ文化があるとは。水着がない零人は、パンツで泳ぐ事になる。トランクスで良かったとつくづく痛感する。

「レイト〜!?」←レイチェル

 しかも、この世界にも水着はあったのだ!…何故かは知らない。全裸で泳がれるとこっちも何所向いて良いか分からないしな。

 零人の武器はエクシール。グリップを握って刃を想像すると刃が思う通りに出て来る。

 ん〜、ファンタジーだな。空を飛んでいる鳥を見ながら零人は呟いた。虹色の鳥が飛んでいた。何時見てもこの状況は新鮮だ。あの鳥、何の味がするんだろ。

「むぅ…レイト―――!!!!!」

「わひゃあ!?」

 近くで大声を出せれて、零人は間抜けな声を出した。

 慌てて振り向くと、何時も被っている帽子を着けず、タイツも零人が譲ったジャンバーも脱いで着たビキニ姿のレイチェル・カルマ(16才)。年相応の体のメリハリに飾りがない空色の水着。ブラは肩の部分と背中の部分で結び、下は横の場所で結ばれている。黒髪が光っているようにも見えて眩しい。剣を持っていない所も新鮮だ。

「ど、どうだろうか?こういう物を着たのは始めてでな。似合っているか?」

 まるでカップルのような口調で聞かれると目を背けそうになる。

 やはり剣士。鍛えているのだろうが筋肉は付いていない。その代わり、引き締まった脚や太股、ウエストのライン。括れが良い。

 肩まで行かない横髪と後ろ髪。抜群のスタイルやはずかしさを佩びた赤い頬が零人の心に刺さった。

「………!!!!!(ぶんぶんぶん)」

 無言で首を力の限り縦に振る。これは来る。

「そ、そうか。ちょっとだけ心配したのだが、良かった」

 炎天下での水着と笑顔。しかもとびっきりの美女と来ている。こんな展開も悪くはない。

 レイチェルは安心したように息を吐くと、零人の手を引いた。

「さぁ、姫様がくれた休暇だ。今日は、楽しもう」

 きっと彼女も出来ないと思うほどに働いていたバイト時代とは桁違いの幸せ状況。白く、木目細かい手の平が零人の手を握り締めている。

 剣士とは思えない趣味を持っている少女。こんな子が自分から戦いに行くなんて間違ってる。今の俺には、レイチェルが何と戦っているのか解らない。だけど、今の、この笑顔を崩させる訳には行かない。笑っていて欲しい、そう思った。

 海に脚を入れて行く。浜辺とは対照的な冷たい海。肌で感じる海は、少しだけ心に染みた。

「どうした、レイト」

 少女は髪を揺らしながら零人の顔を覗き込んだ。

「あ、いや…なんでもない」

 何時かは帰らなきゃならない。何故か、その言葉が胸を締め付けて来た。

 やる事と言えばバイト。そんな毎日を送っていた日々とは比べ物にならないほど、良い暮らしを送っている。だけど、何時かはこの少女の所を去らなければならない。自分にそれが出来るだろうか。

「ふふ、気持ちいなレイト」

 微笑みながら水を操るように遊んでいる少女。

 零人は、そんなレイチェルの姿を、ただ見詰めて微笑んでいた。

 そんな時、零人の顔に掛かる海水。前を見ると掛けた張本人が笑っていた。

「呆けていると、また当てるぞ?」

 自分を見ていなかったから拗ねていると言う事ではないだろうが、その姿が嬉しくなる。可愛い、一言そう思う。

 前屈みになって拗ねている顔を見ると見惚れてしまう。少し福与かな胸に、メリハリのあるスタイル。アイドルになれても可笑しくない顔立ち。こんな女の子と遊んでいる事自体夢だと思う。夢なら覚めるなこの野郎。

「なら、今度はこっちからだ!」

「きゃぅ!?」

 

 そんなこんなで、零人とレイチェルはバカップルのような事を、一日やってました。

「アマガサ・レイト(アホド変態)!こんな時間までレイチェル様を何所に連れて行っていた!?」

「黙れエイン・ディ・バール(ツンツンレディー)!」

 帰ってからエインの誤解を解くのにかなりの時間を費やしたのは言うまでもない。

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