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短編集

花火が見たかった猫の話

吾輩は猫である名前はまだない……なんてそんなことが書いてる本を主が読んでるって僕に教えてくれた!!

僕も同じ猫だけど、ヒザマルって名前があるよ!!

膝を丸めてるのが可愛いって言ってくれたからよくやってたんだぁ、えへへ

ドン!!

なんだこの音!?

「にゃ〜にゃ〜お(主、主今のってなんの音何!? 教えてよ)」

「ヒザちゃんどうしたんだにゃ〜、今日も可愛いにゃんねぇ……この音花火……か、もうそんな季節……なんだ。ヒザちゃん、この子のこと覚えてる?」

聞かれなくてもアカリお姉ちゃんは大切な僕のお姉ちゃんだから忘れるわけないじゃん!!

最近なぜか見かけないんだけど、なんでだろう?

「ちょっとごめんね、ヒザちゃん……よっと」

「にゃにゃにゃにゃ!!(わーい主が抱っこしてくれた」

「もう暴れないで」

テクテクテク

「アカリちゃん、ヒザちゃんを連れてきたよ。アカリちゃんがいなくなって、もう二年だね。ちゃんと名前覚えてくれてるかな……可愛い可愛い言ってたから、自分の名前を『カワイイ』だと思ってない? そうだとしたら……嬉しいかも、アカリちゃん……ヒザちゃんのこと見守っててね。それじゃヒザちゃん花火見に行こっか」

「にゃおにゃお(見に行きたい)」

ドン、ドンドドドドーン

「あれっ、もう終わり頃かも……走るから落ちないようにね」

「にゃん!!(分かった!!)」

ドーン!!

「ごめんヒザちゃん、間に合わなかったみたい」

「にゃおにゃんにゃおん(大丈夫だよ。次あった時一緒に見られたら僕はそれでいいから、悲しまないでよ主)」

「見られなかった代わりって言えるか分かんないけど、アカリちゃんと一緒に見た花火の動画あるから一緒に見ようか」

主は僕に主とアカリお姉ちゃんが一緒に綺麗な空に咲いたお花を見てるのを見せてくれた

「にゃおん?(アカリお姉ちゃんはどこ行ったの?)」

「どうしたの? もしかしてアカリちゃんが写ってて嬉しくなったの?」

それもそうだけど、アカリお姉ちゃんはどこ?

ってまた聞こうと思ったけど主が悲しそうだからやめた。

だって僕は主の笑顔が一番好きだから!!


おしまい

見つけて読んでいただきありがとうございます!!

家の近くで花火があった時に思いつきました

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