第9話 ルーク式村づくり!
「ルゥゥゥゥクさまぁぁ!!ゴブリン族が目を覚ましましたぞぉぉ!!」
もーー、朝からうるさいな今行こうとしてたのに!
「分かった分かった!今行くよ!」
ゴブリン族たちは魔族が出て行ってから昏睡状態になっていたので、テントを建ててその中で眠らせてあげていた。
「あなたがルーク様ですかい?!」
「あっ、あぁ。俺がルークだ」まぁ驚くのも無理はない、なんたってスケルトンだからな!
「ほ、あっ!ありがとうございます!」絶対今骨って言おうとしたろ。
「ルーク様のおかげで我ら一族!こうして地を踏む事が出来ております!」
「そうかそうか、俺も君達が無事で良かったよ」魔族のせいで、辛いだろうな。
「そこでなんですが!我ら一族ルーク様に救われた身!ルーク様に皆、一生ついて行くつもりでございます!」まじか!それは願ってもない!
「ホントか!?皆んなマジでそれで良いのか?!」
「はい!一族皆そのつもりでございます!」
「ありがとう、これからよろしくな!あっ、名前無いんだよな?」
「まさか!付けてくださるのですか?!」
「もちろんさ!え〜、よし!君の名前は今日からゴブ乃助だ!」
「ありがとうございます!!我ゴブ乃助!今日からルーク様に忠誠をお誓いいたします!」
€ゴブリンロードの忠誠によって
称号「蛮族統一」
スキル「群衆統一」「蛮族呼応」
€「蛮族呼応」が「鼓舞」と複合し、進化します。
ウルトラレアスキル「蛮族咆哮」に進化しました
€「蛮族咆哮」使用すると相手へは弱体化、仲間へは、力を与える事ができる。
つよぉ〜〜〜!?魔族から魔炎も貰ったし!これでさらに強くなれたなぁ!
「それで、ルーク様。これからはどうするおつもりでしょうか?」
「あっ、そうだな。これからは基本的に村作りと村人の育成に、近隣の亜人種とゴブリンと後コボルト族の生き残りとも合流して村を大きくするのが目標だ。」
「おぉ!流石ルーク様。亜人とゴブリンとコボルト集めるのですね!その役目は我等ゴブリンにお任せください。」
「うん!頼んだ!」
「承知!」
これで住人集めは大丈夫そうだ。
「では、私達兎人族の村づくりとは?、具体的に何を?」
「衣食住を完全に整えるところ、と…」
「と???」
「もし魔物が他種族と結託して村を作り始めたなんて人間が知ったら、間違いなく潰される。」
「なら、どうすれば良いのですか?!」
「そんなもん決まってる。最強の魔物の軍隊を作る!攻める為に使うんじゃ無い、魔物を守る為に使う軍隊だ。盗賊達を見て分かった。この世界では人間に比べ魔物が圧倒的に不利だ。その為の兵の育成をする!」
「なるほど、、!」
「だがそれはまだ後の話し!今はとりあえずちゃんとした家に、農作物や服などを作ろう!」
「分かりました!!すぐに取り掛かります!」
亜人とゴブリン合わせて150体の魔物の村が今、動き始めた。