第71話
俺は、チャットを通話状態にして、声をかけた。
『リミット、フィー、スキル選択終わったけど、そっちはどう?』
『こっちも、もう終わる。そっちに行くね』
『了解』
しばらくして、カラムの所へ、二人はやってきた。
『で、だ。
俺が選んだスキルがこちら。』
身体強化
→身体強化
身体強化
ファイアーボール(火属性攻撃魔法)
→ダークバインド(闇属性拘束魔法)
→ウォーターボール(水属性攻撃魔法)
→セイクリッドインパルス(神聖魔法攻撃魔法)
『矢印入ってる奴がそう。』
『わかった!』
『いいんじゃない』
『あれ? 特に説明はいらないのかな?』
『長くなりそうだから、いいわ。』
『聞いても分からないから、いい。』
『……………………』
『そう…
じゃあ、フィー、スキル選択しちゃって。』
『ラジャ!』
『これと、これと、これをこうして、こう!』
『選んだよー』
『フィー、ステータス画面出して』
『ラジャー』
名前:フィールド
年齢:13才
職業:神託の巫女
LV:10
HP:85
MP:43000(+42570)
SP:100
STR:15
ATK:11
VIT:18
DEF:10
INT:80
DEX:43
AGI:25
LUK:20
スキル:籠球 ヒール 身体強化 ウォーターボール ダークバインド
セイクリッドインパルス
職業スキル:
告知 プロシージャ
魔法:浄化
称号:攫われ中な巫女
『おー! スキル増えてる! じゃーさっそく使って…みようかって
思ったけど、ここじゃまずいな。』
『そうね。裏庭でいいんじゃない?』
『だな』
自宅の裏庭
『一応、地図を確認したわ。うちら以外誰もいないわ。』
『了解。じゃー、身体強化からいってみよう。
フィー、身体強化やってみて。』
『はーい』
『クロックアップ レベル1!』
『あれ? アラートが出ないな』
『あぁ、それなんだけど、同じスキルを解析した場合は、
アラートが出ない様に設定を変えたの。』
『なんと!』
『ティザーで、アラートが出まくったでしょ?』
『うん…』
『だから、抑制したの。ダメだった?』
『いや、いい。これから人が多い場所に行くからな。
アラートばっかり上がっても、うざいし。
これでいい。』
『で、アラートが上がらないって事は、母さんと同じスキルだったって
事か。』
『でしょうね』
『ふむ。あとで、統合しとくか…』
『フィー、ステータス画面出して』
『ラジャー』
名前:フィールド
年齢:13才
職業:神託の巫女
LV:10
HP:85
MP:85980(+85570)
SP:200(+100)
STR:30(+15)
ATK:26(+15)
VIT:33(+15)
DEF:25(+15)
INT:80
DEX:43
AGI:125(+100)
LUK:20
『もう、SPが増えてるw
はじめての身体強化か…w
なるほど。
それで、ステータスはこんな感じか。
合計で160のバフね…
ちなみに、俺のはどうだったかな』
~
~
LV:1
HP:10
MP:24000
SP:1200
STR:31(+25)
ATK:30(+25)
VIT:30(+25)
DEF:29(+25)
INT:28(+20)
DEX:19(+15)
AGI:32(+25)
LUK:9
~
~
『俺の方も、合計160だ。レベル1のバフは、160って事か。』
ふむ。
『フィー、ちょっと走ってみて。』
『りょうかいー』
『消えた!?』
と思ったら、盛大に土煙が上がった!
しかも、2箇所から!
な、なんだ!?
1つは、フィーのいた場所の土がえぐれていた。
もう1つは、裏庭の端。
フィーが急制動をかけたと思われる。
すげーな…
俺が身体強化かけた時の、約4倍のすばやさ。
あぁなるのか…
『カラム~
これ、結構大変かも~』
『どうした?』
『おもいっきり走ったら、どっかに突っ込んじゃう~』
『慣れるまでは、おもいっきり走っちゃダメだな。
フィー、ゆっくりこっちに戻ってきて』
『はーい』
『フィー、身体強化をやめる時は、なんていうの?』
『えーと、アンダークロックだね。』
『なるほど。』
『一応、3分で身体強化を掛け直す設定になってるか?
確認しとこう。
まだ、身体強化は切らないでね』
『え? 切れたけど。』
『なんと! 今ので切れちゃったかw
わかった、あとでまた身体強化する時がくるから、その時に
検証しよう!』
『わかった』
『次は、ウォーターボールね』
『そうだな。どんな感じなのか? 見てみたいし。
フィー、お願い出来る?』
『いいよー』
『じゃあ、あの的に当ててみて』
『わかった』
俺が、エアカッターで壊した的とは別の的を指定した。
『いっくよー ウォーターボール!』
バレーボールくらいの水の弾が、フィーの手のひらから発射され、
的はバラバラになって破壊されてしまった。
『!?』
『あーこれも、もしかしたら規定よりも魔力を使った感じなのかな?
エアカッターのスクロールの時は、スクロールが持っていた魔力だけじゃなくて
俺からも魔力を供給した感じになってたから、
ウォーターボールも、そうなのかも…』
『その検証は、スキルメーカーで、あとでやりましょう。
アラートも上がってるし』
『SkillAnalysis Success!!』
のアラートがあがっている。
『おっと、そうだな。時間がないんだった。
次にいっとくか。次は、ダークバインドだな』
『フィー、俺に向けて、ダークバインドをしてみてくれ』
『え? いいの?』
『あぁ、いいぞ』
『他に、人もいないし、仕方ないわね…』
『いいんだ…
じゃあ、やるね』
『ダークバインド!』
フィーは俺に手を向け、ダークバインドを放った!
『ぬ!』
なんだ!? 身体が下に凄い力で押されている?
これが、闇の力…
『う、動けない…』
『フィー、もういいわ。解除出来る?』
『え? 解除ってどうやるの?』
『え? もう何もしてないの?』
『うん。』
『て事は、魔力が切れるまで、あのままって事ね。』
『マジか…
ダークバインド、すげーな…』
『抜け出せないの?』
『あぁ、身体強化してないし…』
『腕とかも動かせない?』
『あぁ、1バイトも動かせない…』
『そう…』
『身体強化してみるか…
いや、身体強化なしで、抜け出せるか? 確認しといた方がいいな』
俺は、ダークバインドから抜け出そうと、もがこうとしてみたが
全くダメで、自由になったのは、3分後の事だった。
『こいつは使えるな! ダークバインドで、拘束しちゃえば
シュートも楽に入るぞ!』
『そっか! そういう使い方すればいいのね!』
『『え?』』
まぁ、いいとしよう…
『じゃあ、最後、セイクリッドインパルスか
これは、俺を的にして欲しくないなぁ』
『そうね。ちょっと、止めておいた方がいいわ』
『確かに。ゾンビプロセスがどうなってしまうか? わからんし…』
『そうね……』
『もう、的がないんだよなぁ。
空に向けて撃つか。エアカッターもそうしたし。』
『そうね、それでいいんじゃない』
『よし! フィー、空に向けて、セイクリッドインパルスを
撃ってくれ!』
『ラジャ!』
『セイクリッド インパルスーーーー!』
フィーは真剣な表情で、空に向けて、セイクリッドインパルスを放った!
『おーー! なんか、キラキラしてるなー』
『ほんと、綺麗…』
大満足な表情のフィー。
やはり、巫女にとっての神聖魔法は、一味違うものなんだろう。
良かったなぁ(*´∀`*)
アラートも上がったし、後でデバッグだな。
やる事は一杯だが、ここにいつまでもいるのはやばい気がする。
荷物もそろったし、ネクストステップのまちへ急ごう。
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