第四話 戦闘。そして
少々投稿が遅くなってしまいました。。。
………さっきまで安心だと思っていた自分に怒鳴りたい。そう思えるほどの量の敵が襲撃してきている。
「急いで!あと少しです!!」
「あと少しってさっきからずっと言っているよね!?」
「いえ、道に迷ったのではなく、恐らくこの辺りに作戦本部が……」
絶体絶命。この言葉を使うタイミングなんて無いと思っていたがこんなにもピッタリな状況があったなんて。………最悪だ。
「仕方ありません、貴方は隠れていて下さい、ここは私が!!」
「待ってくれ、一人じゃ危険だ!!」
「大丈夫です!!これでも私は軍人です!!」
彼女はライフルを構えた。
その彼女の横へ、先程の黒い球が近づいている。
『なにか、何か武器は無いのか!!』
必死に探していると、剣のような物が見つかった。
『振ったことは無いが!!』
剣を手に取り、彼女へと向かう
「何で来たんですか!!」
「そんなことは後でいい!!今はコイツを!!あんたはあの気持ちの悪い奴らを、俺は黒い球を斬る!!」
黒い球を切り裂いていく。不思議と、負ける感じがない。
「貴方、何処を斬っているのですか!?そこには何も無いですよ!?」
「見えないのか!?あんな沢山の黒い球が!?」
黒い球を切り裂きながら、会話をする。……どうやら、彼女にはあの黒い球が見えないようだ。
「まあ良いです!!そんなことは後で聞きます!」
……大体二時間くらいたったあたりだろうか。あの無尽蔵だと思うほどの敵を全て撃退することができた。
「どうやら、終わったみたいですね……」
「ああ、何とか勝ったみたいだ。」
「そう言えば、貴方何を斬っていたんですか?黒い球だとか言っていましたけど。」
どうする?説明するべきか?ここで説明したところで彼女は理解出来ないだろう。それどころか疑われる可能性も……
「もしかして、魔法が見えるのですか?」
「あ、ああそうだ。俺は魔法が見える」
「凄いじゃないですか!!やっぱり、魔導師の家はすごいなぁ」
「ふむふむ、担当地域外で民間人とお喋りとは、良いご身分ではないかね?」