子宝飴りたーんず!・・・さくら書く
朝一で仕上がりました。ええと描写としては、R15です。だって飴だし。誰がなんと言おうと飴なんだし。お口でむふふがお嫌いな方は回れ右でお願いします。
・・・さて、ここはいつものどかな羊国。
うらうらでぽかぽかで、羊族の上位種、ノルディの采配のお陰か、余す処なく牧歌的な雰囲気漂う、おとぎの国。
この国に入ると自然ほにゃん、となるのであります。
ところがだ。
ある日夢枕に女神が御立ちになりました!
それは羊国の明日を担う、ぴちぴちの若者から、酸いも甘いも噛み分けた百戦錬磨の牡羊たち。そして、中枢で働く爺と婆にも。
さらに・・・。
「女神様です!女神様なんですよう! もぅ鞭でびしびしが似合いそうな、絵に描いたような女ぉ・・・ぉぉ・・・女神様なんです!」
「めえちゃん、いま、女王様って言った・・・いや、あのお方はどう見ても女王様だったけどね・・・鞭でびしびしされて喜んでる男の人が足元に転がってたもん」
・・・お年頃の娘羊たちの枕元にも立ったようです。しかもボンデージ姿で、奴隷調教中だったようです。
メリーさんが真っ赤になりながら胡乱な眼差しで見つめてきたけど、芽衣はスルーします!
最近スルースキルが身について嬉しいです!
えっと。
「話を戻しますね!」
その女神様の麗しさったらもう! 目ン玉潰されるかと思いました! つやつやの長い髪にうるうるのぱっちりお目目。ぷるんぷるんした唇とおっぱい! 速攻走り込んであの胸に顔をうずめてぱふぱふしたくなりました!
「めぇちゃん・・・。あの乳に反応するんだ・・・でも、確かに爆乳だったね・・・ウラヤマシイ」
「うんうん! ミルク飲んでもあんなにならないもんね! 女神様がね、揉んでもらえばいいのよ!っていってたの。あとで揉みっこしよう!」
その女神様が告げたんです。
羊族の出生率向上のために一肌脱げと!
「脱がんでいい!」
二つ返事で即答しましたとも!
「め、めえちゃん、オッケーしたの!?なんてこと!」
・・・でも手渡されたのがこれなんです。朝起きたら枕元にどどんと!
思わず見事なつくりに、拝んでしまいました。なむなむ。
「・・・こ、これ・・・みまちがいじゃなかったら、めえちゃんが描くあの「まつたけ」?」
メリーさんはまじまじと「まつたけ」を見つめた。そう言えば夢の中で女王様が推奨していた「子宝飴」に似ているかもしんない。
「そーなんですよー! しかもなんかリアルまつたけらしくって、お告げによるとですね!」
なんでも
『狼の皮を被りたがったへたれ羊の長様の、純情可憐な、でもやっぱり野生種の雄雄しくも逞しい劣情の迸りを忠実に再現した一品』
・・・なんですって。すごいですね。ぎんぎんです。と言うか、臨戦態勢?
「・・・じゃ、これって、ま、まさか・・・」
メリーさんたら汗だらだら。
「そーなんです。その名も!」
にっぽんの奇祭『ち○こ祭り』御神体の・・・。
「子宝飴、ノルディ様ばーじょんです!(どどーん!)」
・・・どさり。
「あ?」
「あれ?」
その瞬間、少女二人の内緒話にこっそり耳を傾けていた羊の長様は、地に倒れ伏した。
*****
羊族の皆さんの夢枕に立った女王、もとい女神様。
もちろん、ノルディの夢枕にも立った。
夢であって欲しいと何度祈ったことか。
かの女王様は、厳かに、おっしゃった。
「生めよ。増やせよ。地に満てよ」・・・と。
「・・・と、言うか、へたれは出生率下げますわ。ただでさえ草食男子なのに、ほんとに草食ってるからそれ以上言えませんけど、性生活はきっちり行わなければなりませんよ。愛しい娘の寝姿に、悶々としてるだけじゃ出生率は上がりません! わかってますの!? あなたのぎんぎんに張ったブツの中で製造されてる精子を、可愛いあの子の卵子に向けて発射しないと受精しないんですのよ! 受精しなけりゃ、卵細胞がいくらがんばってもメタモルフォーゼ出来ないんですの!」
おんな一人でがんばったって、子供は作れないんですのー!!!
・・・すぱーんと横っ面を張り倒される気持ちで目覚めれば。
枕元に鎮座する、臨戦態勢準備万端、射精準備良し! なブツが。
百本のピンクの薔薇の花束よろしく、さんさんと朝日を浴びていた。
「・・・な・・・」
幻覚かと思ったが、確かにそこにある。薔薇の花束のようにレースフラワーでデコレーションされ顔を出すのが、リアルに細工された臨戦態勢の・・・亀頭。テンション駄々下がり。
しかも・・・。
「実施研修用、ソフトタイプ。実施研修用、ハードタイプ。実施研修用、極悪非道タイプ・・・なお極悪非道につき二本挿しはお勧めできません???・・・いや、だから、これを私にどうしろと・・・」
しかもこんな亀頭飴の花束、持ち歩くのもいやだ。食べることはもぅすでに頭からスルーされて振り返りもしない。
処分を頼もうにも・・・。
「いったい、だれに・・・」
がっくりと肩を落としたノルディさん。面白がってくれるだろう爺と婆を探しに執務室にやってきて、件の芽衣とメリーの話を聞いてしまったわけである。
そのダメージは計り知れず。
胸を押さえて「うっ」と言ったきり、地面に倒れ伏しさめざめと泣いていた。
しかも。
「・・・芽衣の枕元に、ワタシモデル・・・ワタシモデル・・・」
実物を見せる前に、まがい物を見せられて、芽衣が。私のあの子が、どんなに傷ついたか!
そんな風に純情長様。
目覚めてみれば。
「・・・ひ、ひいいいいいいっ!」
絹を裂くような悲鳴が喉元をついて出てしまった次第。長さまったら、乙女・・・。
「ぁ、ごしゅじんしゃま。だいじょぶれすかー?」
もごもご。れるれる。ちゅぱちゅぱ。あーん。むぐぐ、ぐ、ん、ん、れる、るる。ちゅ、ちゅうううう。ちゅぱっ。
あふん。と恍惚の顔を晒し、ほう、とため息を一つつくと、髪をかき上げ、目を細め、嬉しそうにまたああん、とお口を開いた。
お札いわく。極悪非道の臨戦態勢モード、二本挿し厳禁のそれ。
「め、芽衣! なんてものを銜えてるんですかっ! 若い娘がそんなものを、美味しそうにしゃぶってはいけませんっ!・・・い、いけませんったら・・・」
ノルディさんたら最後は弱腰外交だ。腰が砕けそうになって、節目でちらり見てしまう。悲しいかな、男だった。
「んー。らって(れる)ごしゅじんしゃま(れるれる)、正式な食べ方はこうらって(ん、ん、ちゅううっ)女王様からのお告げで(ん、む、む、)。娘羊さんたちは今頃みんな同じことしてましゅよぅ(ちゅばっ)」
「む、むすめ・・・!!!」
ノルディさんは気がついた。
泣いて嫌がって抗ったあの夢の中、鞭でびしびししながら女王様は、娘羊にも必要な子宝教育を施すと言っていた!
『大丈夫ですわ。改良に改良を重ねた、媚薬もかくやと言わしめた、最高級の大根の蜜を使用して作り上げた、天界の渾身の作品ですのよ! 一度舐めたら癖になり、その蜜を味わうために一心不乱に舌を動かす娘を見れば、いかな草食男子と言えども! ぎんぎんに勃つに違いありませんわ!』
「じ・・・人体実験!!! 芽衣! 早く捨てなさい、そんなもの!代わりに私のしゃぶらせてあげますから!」
「あ!!!ご、ごしゅじんしゃまの馬鹿ああっ! もう少しで、あの甘くてとろりとしてて天にも上る気持ちになれる、大根の白い蜜が吸えたのにいいいいっっ!」
「吸ったのか!?」
「はい。(あふん)甘くて蕩けて、この世のものじゃない、まさしく天上の飴!」
・・・そう言えば、花束が解かれてブツが転がっている。
「ソフトタイプは桃の味でー、ハードタイプはイチゴミルク味なんですー。そんで、この先端の小さい穴のあたりを重点的に舐めてるとー・・・あ、ほらw」
とろりと零れ落ちた白い蜜。
ふわりと甘い香りが漂う。
「あん、もったいない・・・」
極太のそれに、側面から舌で丁寧に舐め上げる芽衣の舌先の赤さに、ノルディは白旗を振った。
ぎんぎんに漲った劣情を、発散させてもらわねば、仕事にならん。
「・・・いいえ。子作りは種にとって崇高な一番の仕事ですね・・・」
女王、もとい女神に煽られた感じはするが、確かにこのまま手をこまねいていたら、出生率の減少は甚だしい事だろう。
・・・ちなみにいつもは静かなお屋敷の、あちらこちらで聞こえるくぐもった声に、煽られているわけでも決して無い。
いつだって、ノルディは芽衣にだけ発情するのだから。
「芽衣。美味しい飴よりも、もっと良い物を上げますよ。おなかいっぱいになって要らないというまで・・・、ふふ、言っても離しませんけどね」
その年、生まれてくる小さきものの数が格段に増えたと言う。
それ以来羊国では、子宝祈願の秘法として、実寸代の子宝飴が、作られ続けることとなる。
明燐最強。
明燐の暗躍する陰に果堅の影あり。渾身の大根蜜だって、果堅が精魂込めて、大根踊りを夜な夜な披露したおかげwであります。
明燐「果堅! 大根の魅力を伝えるには甘くて天にも上れるような天上の蜜を作らねばなりませんわ!」
果堅「わ、わかった!」
朱詩「了承すなああああ!」
明睡「・・・しかもその甘露を使用するのが、最大にして最悪のアレか・・・」
朱詩「抹殺!撲滅!焼却!」
茨戯「・・・ってか今度枕元においたら、蓮章の後ろに突っ込むわよ」
明燐「だいじょうぶですわ!蓮章ならどんな太さも硬さも長さもオッケーですわよ!だって(うふ)毎晩わたくしの男性モデルで泣いてもらってますから!」
明睡「俺のお姫様がこわれたあああああああ!(滂沱)」