表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/69

外伝~CNO編~ part5 拳の矢

ミズガルズ、道中。


「シュ」


ガンナーへ換装する、バアル。


バアル「(ここに来る途中で錬成した『オイル弾』それを)」


アーチャー娘「(あれ、ガンナーでしたっけ?)」


バアル「(後で説明するから、敵に集中して)」


アーチャー娘「(わかりました!)」


アーチャー娘「アーチャースキル、ツインショット」


2本の矢を1度に射る、アーチャー娘。


敵には当たらず、彼方へ飛んでゆく矢。


バアル「(この子、さては弓のセンスねぇな…)」

バアル「(待てよ、確かこのゲームには、『近距離弓』があったはず)」


CNOのアーチャーには巨弓(きょきゅう)弩弓(どきゅう)拳弓(けんきゅう)、3種の弓が存在する。

バアルが触れているのは、その内の拳弓である。


バアル「(確か、アルケミストのスキルに『武装変換』があったはず)」


スキル画面を確認する、バアル。


バアル「よし、設定完了」


「シュ」


アルケミストへ換装する、バアル。


バアル「えーと、ちょっとゴメンよ」

アーチャー娘「え、何するんですか」

バアル「アルケミストスキル、武装変換!」


アーチャー娘の巨弓が拳弓へと変化する。


アーチャー娘「こ、これって拳弓?」

バアル「勝手に装備変えちゃって悪いけど、君は多分、遠距距離よりも近距離向きなタイプだ」

バアル「この拳弓なら、『近距離攻撃に追加して、中距離戦闘が出来る』、これで戦ってみな」

アーチャー娘「わ、わかりました」

アーチャー娘「(と、とりあえず、殴ろう(ฅ`・ω・´)っ)」


ゴロツキシーフ「な、なんだ、拳弓使いだったのか」

ゴロツキドルイド「このゲーム特有の『バリエーションを増やす試み』で生まれた、例の弓か」

ゴロツキドルイド「面白い、あの娘は俺がやる」


アーチャー娘に襲い掛かる、ドルイド。


バアル「(いいか、スキルの攻撃範囲に頼らず、『自己流のステップ』を入れろ)」

バアル「(このゲームは現実世界みたいなもんだ、ただ技を出せばいいゲームとは訳が違う)」

アーチャー娘「(わかりました)」


ゴロツキドルイド「ドルイドスキル、かまいたち!」

アーチャー娘「( ̊꒳ ̊◟ )⁾⁾⌯૩૩૩」


相手の攻撃を搔い潜り、ステップを入れる、アーチャー娘。


アーチャー娘「今だ、拳弓拳、ツインナックル!」


拳を打つと同時に、弓を撃ち出す技をドルイドに決める、アーチャー娘。


ゴロツキドルイド「くっ、油断したが、レベル5の攻撃じゃ効かねぇな」


アーチャー娘「(´;ω;`)」

バアル「はぁ…、攻撃を上手くかわして、カウンターを入れられたんだ、しょげるな」

バアル「( ๑´•ω•)۶”(ノω・。`)ヨシヨシ」


流れで慰める、バアル。


ゴロツキシーフ「テメェの相手は俺だろ!」

ゴロツキシーフ「シーフスキル、二連切り!」

バアル「おっと」


ひらりとかわす、バアル。


バアル「モテない男の僻みですか、お兄さん(。-∀-)ニヤリ」


このゲームは基本的に『キャプチャー機能を用いて、本人の顔を模したキャラ』が作成できる。


ゴロツキシーフ「ガ~( ꒪⌓꒪)~ン・・・」

アーチャー娘「それを言っちゃうとシーフさんが可哀そうですよ」

ゴロツキドルイド&バアル「(この子、素で言ってるな…)」


バアル「(君は近距離戦闘の才能があるから、大丈夫だとは思うけど、気を付けてね)」

バアル「(俺はシーフの方を片付けるからさ)」

アーチャー娘「(わっかりました!)」


バアル「(まずはガンナーへ換装)」


「シュ」


バアル「(ガンナースキル、エアルによって、行動速度を上昇)」

バアル「(次にアルケミストへ換装)」


「シュ」


バアル「(アルケミストスキル、武具軽量によって、すべての装備の重量を二分の一に)」


装備重量がベリーライトに切り替わる。


バアル「(サーベラス流、疾風の型ってところか)」


「シュ」


フェンサーへと換装する、バアル。


バアル「準備完了♪」


「シュッバ!」


超高速でゴロツキシーフに接近する、バアル。


ゴロツキシーフ「は、早い!?」

バアル「聖衣流居合、風走(かぜばしり)


高速の居合切りがゴロツキシーフを襲う。


ダメージ40が入る。


ゴロツキシーフ「よ、40だと…ただの通常攻撃が」

バアル「結構自信あったのに、40か」

バアル「チョー(o´・Δ・`o)ショック」


バアル「(あの子の武器変換で忘れてたが、次は実験だな)」


高速で移動し始める、バアル。


ゴロツキシーフ「今度はかく乱か」


バアル「(高速換装からのオイル弾投擲!)」


「バシャッ!」


ゴロツキシーフ「な、なんだ、油?」

バアル「(ガンナースキル、ファイアショット!)」


「バン!」


銃弾が撃ち抜かれ、ゴロツキシーフに着弾する。


ダメージ5、身体外傷『火傷』発生。


ゴロツキシーフ「や、火傷だと…これは戦闘スキルによる、『状態異常』じゃないのか」


CNOはリアリティを追及したゲーム、戦闘中の状態異常と身体への怪我は別物という仕様になっている。


バアル「つまり、火傷は『万能薬』では治せないってことだ」

アーチャー娘「そ、それって?どういうこと?」

バアル「戦闘中の状態異常である『炎上』なら、万能薬で治せるが、身体外傷の『火傷』は塗薬が必要ってこと」

アーチャー娘「なるほど(;・ω・)ハッ!」


ゴロツキシーフ「火傷自体にダメージはないが、このゲームでは動きに制限が…クソ」

ゴロツキシーフ「おい、外傷を治すスキルとかないのか」

ゴロツキドルイド「無理いうなよ、戦闘と関係ないスキルを覚えてる訳ないだろ」

ゴロツキシーフ「そりゃそうか」


バアル「(直接的なダメージはないが、多少は困るみたいだな)」

バアル「メモφ(・ω・`)」


バアル「さて、そんじゃ、他にも用意したアイテムで実験しますか」

バアル「(* ̄▽ ̄)フフフッ♪」

アーチャー娘「(あぁ、この人、完全に楽しんでる( ̄∇ ̄|||))」


数分後。


ゴロツキシーフ「(*´Д`)ハァハァ」

ゴロツキドルイド「満身創痍やん…」


ゴロツキシーフは状態異常と身体外傷でボロボロになっていた。


バアル「(それじゃ、トドメは任せたよ)」

アーチャー娘「(え、私がやるんですか)」

バアル「((*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪)」

アーチャー娘「(わ、わかりました)」


ステップを入れ、ゴロツキシーフに接近する、アーチャー娘。


ゴロツキドルイド「させるか!」

バアル「甘い」

バアル「フェンサースキル、乱れ切り!」


間一髪でかわす、ゴロツキドルイド。


アーチャー娘「拳弓拳、虚空砲(こくうほう)!」


「ドガーーーーンッ!!」


撃ち出した拳の直撃後、衝撃破と共に二撃目の矢が放たれる。


ゴロツキシーフ「グッ」


ダメージ20、状態異常によるダメージも加算され、倒れるゴロツキシーフ。


レベルアップ、11レベル到達、PKペナルティ発生。


アーチャー娘「や、やったー٩(๑>∀<๑)۶」

バアル「(めっちゃ喜ぶなぁ)」

バアル「お仲間さんが倒れたけど、降参してもいいんですよ」

ゴロツキドルイド「クッ、ここで引き下がれるか!」


黒いマントの男「よく言った、それでこそ『我がギルドの団員』だ」

ゴロツキドルイド「あ、あなたは」


「スタッ」


黒いマントの男「そこのお兄さん、ここは俺の顔に免じて、剣をいや『刀』を納めてくれないか」

バアル「……」


男の佇まいとオーラを感じ取る、無月。


アーチャー娘「(な、なんかヤバそうな人が出て来ましたよ…)」

バアル「(あぁ、恐らくあれは『ギルドマスター』だ)」


CNOは先行プレイヤーのみがアクセス出来るゲームから、大型ギルドではないと推測する、無月。


バアル「わかった、こっちもこの子を助けたかっただけだからな」

バアル「引いてくれるなら、こちらとしても助かる」

黒いマントの男「話の分かるお兄さんでよかったよ、それじゃ、またどこかで」


「ボンッ」


煙幕と共に消える、二人。


ゴロツキドルイド「す、すんません、マスター、あんな奴らに…」

黒いマントの男「いや、いい」

黒いマントの男「あれは恐らく『限定ジョブ』持ちのプレイヤーだ、お前らじゃ勝てん」

ゴロツキドルイド「げ、限定ジョブ」

黒いマントの男「開発が忍ばせた、『特定条件でのみ解放されるジョブ』、奴はそのジョブだったに違いない」

黒いマントの男「遠巻きに観察していて、複数のジョブに換装しているのは確認していた」

ゴロツキドルイド「マ、マスター、ということはもっと早く助けられたんじゃ…」

黒いマントの男「(人д`o)ゴメンネ」

黒いマントの男「スマンスマン、面白いプレイヤーだろうと思ってな」

ゴロツキシーフ「(それよか、早く蘇生してくれぇ…)」


バアル「ふぅ、それにしても、近距離戦だと凄い立ち回りだったね」

アーチャー娘「よく正義の味方の漫画とか読んでて、その動きを見よう見まねで(;^_^A」

バアル「なるほど」

バアル「とりあえず、ミズガルズに向かうとしますか」

アーチャー娘「ε=(ノ・∀・)ツ」


バアル、サーベラスLV15、アロエ、アーチャーLV11。


ミズガルズへ向かう二人であった。

アドニス「ようやく、ミズガルズが見えてきたな」

アドニス「兄さん達は大丈夫だろうか」


「ピロリン♪」


メールが届く。


アドニス「何々、アーチャーの子は助けられた、俺達もそっちへ向かう」

アドニス「今回は出番なしですか僕…」


メールの返事を出し、黄昏るアドニスであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ