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外伝~CNO編~ part4 未来の国

とある国、玉座の間。


バアル王「して、今回は何用か」

商人の男「はい、この国で行商をするために入国の許可をと馳せ参じました」

大臣「こちらがその者の品でございます」


大臣から、マスコット商品を渡されるバアル。


バアル王「(;-ω-)ウーン」

バアル王「(ゲーム内でこれを購入する人がいるのだろうか…)」

バアル王「騎士団長、査察の後、問題がなければ露店市場への許可を頼む」

魔法剣士の女性「承知いたしました」


商人の男「ありがとうございます(*'▽')」

商人の男「それでは、失礼いたします」


その場から立ち去る、商人。


バアル王「(入国に関しては、最善の注意を払い、監視を付けておけ)」

大臣「(承知しました)」


バアル王「ふぅー」

バアル王「-⁽ -´꒳`⁾-ペショ…」


玉座で横になる、バアル(無月)。


魔法剣士の女性「ご苦労様」

大臣「いくら運営からの指令とはいえ、王族のロールプレイは疲れますね(;^_^A」


「ドカッ!!」


玉座の扉が豪快に開かれる。


アーチャー娘「バアルー!!」

バアル王「ビクゥッΣ(゜ω゜ノ)ノ」

バアル王「な、なんだ、お前か」


アーチャー娘「今日は街で『闘技大会』がやるんだよ」

アーチャー娘「バアルも行こうよ」

バアル王「(´・д・`)ヤダ」

アーチャー娘「(╬◣д◢)」

バアル王「ぐうぉ~~~~」


引きずられ、玉座から連れていかれる、バアル。

大臣の方へ、目を向ける、バアル王。


大臣「はぁ…、わかりました、城の警護はお任せください」

バアル王「グッ(๑•̀ㅂ•́)و✧」


街へ繰り出す、二人。


バアル王「(とりあえず、この格好だと騒ぎになるから衣装を変えるか)」


「シュッ」


一般的な装備品に着替える、バアル。


アーチャー娘「(*'▽')」

バアル「ご機嫌だな」

アーチャー娘「そりゃ、最近だとバアル、玉座ばっかにいるから、中々狩りにもいけないからね」

バアル「( ̄∇ ̄;)ハッハッハ」


王国民A「よーし、こっちへ運んでくれ」

王国民B「了解」


商人の男達が露店の準備をしている。


アーチャー娘「この国も随分豊かになったね」

バアル「あぁ、始めは凶暴なモンスターばかりの『希少な素材があるだけ』の国だったからな」

バアル「俺が素材収集の討伐部隊を結成したところから、ここまで長かったな」


バアル(無月)が先行プレイヤーとして参加してから、ちょうど1年の月日が流れいた。


アーチャー娘「てか、あの時の素材をどうやって他国へ流通させたの?」

バアル「それはだな…」

アドニス「あ、兄さん、こんなところにいた」

バアル「お、アドニスじゃないか」


アドニスと合流する、バアル。


バアル「さっき話していた『流通』の件だが、『魏金(ぎこん)国』の王、つまりはアドニスとの取引によって、この国に物資や資金を調達したのさ」

アドニス「希少な素材は手に入るが、『凶暴なモンスターが多い』のが、この国の設定だったからね」

アドニス「兄さんは最低限の活動資金を集めながら、『討伐部隊』を結成することにまず注力したんだ」

アドニス「僕は多種多様な人が多い国で王を目指し、商業的な人脈を作って今の『流通ライン』を作れるよう動いていた」

アーチャー娘「な、なるほど」

バアル&アドニス「(絶対呑み込めてないな)」


アドニス「ま、まぁとにかく、兄さんの手腕でこの国も僕が治める国も豊かになったって話だよ(;^ω^)」

アーチャー娘「それじゃあ、『赤の国』は?」

バアル&アドニス「……」


難しい顔をする、兄弟。


バアル「赤の国はな、『一番豊かで土地も広大な国』だったが、プロゲーマーやPK連中が好き勝手暴れたせいで、『他の国から略奪を繰り返す侵略国』になってしまった」

アドニス「何度か、僕と兄さんで交渉に赴いたけど、『ゲームで秩序なんてほざくな』の一点張りでね…」

バアル「ゲームでも現実でも、『国民のために働くのが国家』なのは変わらないのにな、まぁ生産的な話が出来ない国とは関わらない方がいいってことだ」


赤の国は日々他国への『レイド攻撃』を繰り返し、国内の初心者を虐げる、CNO内で一番嫌われた国であった。


アドニス「ここが闘技大会の会場だね」

バアル「ほぉ、結構本格的な会場だな」


設営された闘技会場を眺める、犬星兄弟。


アーチャー娘「大会受付はこっちみたいだよ~♪」

バアル「アドニスはどうするんだ」

アドニス「僕も兄さんと戦いたいけど、白兵戦だとちょっとね」

バアル「まぁ、そうだよな」


アドニスはウィザードである。


アーチャー娘「受付完了♪」

バアル「さて、俺も」

受付スタッフ「あ、あなたは…」

バアル「(´・ω`・ )エッ?」


どこかへと向かう、受付スタッフ。


暫くして、責任者が現れる。


大会責任者「バ、バアル王とお見受けいたしますが、あっていますでしょうか」

バアル「は、はい」

大会責任者「(大会への出場は可能ですが、くれぐれも換装と上級職のご使用はご遠慮願います)」

バアル「(わ、わかりました)」


数分後。


バアル「さて、そろそろ大会開始か」

アドニス「この大会には、『赤の国』のプレイヤーも出場しているみたい」

バアル「なら、この国の王として、負けるわけにはいかないな」

アドニス「兄さんなら大丈夫だとは思うけど、無理はしないでよ」

バアル「誰に言ってんだか」


これはCNOの少し未来の話。

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