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外伝 おおかみの補足par13

犬星家、一室。


無月「なるほど」

謙吾「どうしたの、兄さん」

無月「これを見ろ」


パソコンのディスプレイを指さす、無月。


謙吾「これは、日本政府の『外国人支援の記事』だね」

無月「あぁ、あいつら、この数十年でも日本を陥落させられていない状況を見て、強行手段で来やがった」


深いため息をつく、無月。


謙吾「保守派の動きは?」

無月「恐らくバックには『志那』が関係しているからな、本元を叩かなければ、問題は解決しない」

謙吾「あの『非効率的な太陽光発電』も各地で開発を進めているみたいらしいね」

無月「望みがあるとすれば、『麻薬の密輸ルート』と『世界的脅威を招いたウイルス』の事実を完膚なきまでに明るみにすることだな」

無月「世界的な経済制裁をくらうとなれば、日本に数多くいるスパイも、今のようには動けないはず」

謙吾「米国頼みになっちゃうのが歯がゆいね」


無月「まぁ、正確には日本はもう『本当の日本ではない』からな」

無月「だからこそ、『志那』からこの国を奪還する必要があるのさ」


謙吾「国民が暴動を起こさないか、心配だね」

無月「まぁ、やけになる人は出てくるだろう、それくらい酷い状況なのは間違いない」


無月「ただ、ここ最近の奴らの動きは『駄々をこねた子供』のような戦略だ、策士的な戦略ではない」

無月「だからこそ、一部地域で太陽光発電の開発が抑止されている」

無月「状況は悪いが、『敵は隙を見せている』、やりようはある」


謙吾「(たまに兄さんが敵じゃなくてよかったなってホッとする)」

謙吾「それで、どうするの?」


無月「そうだな、『国民による抗議の波』を起こせるような、情報発信と呼びかけが必要かな」

無月「まぁ、俺はあくまで部外者だから、今までとやることは変わらないけど」

謙吾「なるほど、了解」



日本がどうなってしまうかを案じる、犬星兄弟であった。

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