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外伝 謙吾署長の流儀part6

犬星家、一室。


謙吾「あー」

無月「どうした」

謙吾「これ見て」


サイバー課の捜査で謙吾が閲覧していた、ネットニュースの記事を無月に見せる、謙吾。


無月「なるほど」

謙吾「兄さん、この件どう見てる?」

無月「そうだな」


口元に手を当て、少し考えこむ、無月。


数秒後。


無月「今回の件で発生した『転売屋たち』を完全に封じることは、『どこの誰にも出来なかった』と俺は考えている」

無月「まず、商品の人気どうこうより、『限度を超えた蛮族で溢れた』、これが今回の争点だ」

無月「『企業の対応』や『未然に取り扱分ければよかった』とほざく奴らは、『子供達』のことは何も考えていない」

無月「開始当日からの対応についても、『過剰に企業を叩いている論者』も同様に蛮族と何も変わらない」

謙吾「( ̄∇ ̄;)ハッハッハ(;^ω^)」

謙吾「(兄さん、めっちゃキレとりますやん)」


無月「俺も一度だけ、ラッキーセットのとある景品が欲しくて、母さんに頼んで1個だけ購入してもらったことがある」

無月「その時は、店員さんが気を利かせてくれて、俺が欲しい景品をわざわざ外側から調べてくれたらしい」

謙吾「(多分、母さんが店員さんに伝えてくれたんだろう)」

無月「だからこそ、今回の件は色々と許せない」

無月「子供達から景品を奪っただけでなく、『食べ物を粗末に扱った』、とても許されることではない」


無月「企業の対応を悪く言っている人間も、『正規の問い合わせ』は行っていないと推察している」

無月「『ただネットの書き込みでダメと言ってるだけ』、現場も実際に見に行かず、企業様へ直接問い合わせもしない」

無月「やっていることは、『悪徳政治家』と同じ、『安全な場所から愚痴を言っているだけの無能』だ」

無月「そんなことでは、世を動かくことも、上層部に喝を入れることも叶わない、戦略として根本的に悪手なんだ」

謙吾「なら兄さんならどうするの?」


無月「まずは店頭、つまりは『現場での売れ行きを目視すること』、対策後の人の流れを確認しなければ次の一手は打てない」

無月「そこから、『全国店舗』での『転売屋』の動向を探る、トレカが無くなったことで売れ行きが落ち着くなら、しばらく様子見」

無月「まだ、転売屋たちが好き勝手動くなら、『更なる規制対策を投じる』、必要ないなら対策は一旦落ち着かせ、『子供達へ商品が行き届く』ような環境作りに尽力する」

無月「まぁこんなところだろう」

謙吾「なるほどメモφ(・ω・`)」


謙吾「ところでクロスゴマの大会は?」

無月「抽選に外れまして…最後まで観戦してコマだけ買ってきました」

謙吾「兄さん、またですか…コマまで買わんでもええのに」


いつもも通り、お人好しな兄に少し呆れる、謙吾であった。

『温厚篤実』

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