外伝 おおかみの補足part8
犬星家、一室。
ガタンッ。
物凄い勢いで扉を開ける謙吾。
謙吾「に、兄さん!!これ本当なの?」
スマホの画面を無月に見せる謙吾。
無月「……」
謙吾「うっ…」
兄の表情に怖気ずく謙吾。
謙吾「(兄さんがこんなに怒ってるなんて…何があったんだ)」
無月「はぁ…説明するのも面倒だ、『京ヒム』には行かない、いや、『アニメイベント』には暫く行かないだな」
謙吾に某動画サイトのある動画を見せる無月。
謙吾「(な、なるほど…そういうことか)」
無月「まぁそういうことだ」
無月「俺は、『下心』で応援している人はいないんだ、だから『応援している人を茶化す道具に使う』ようなことをするバカは嫌いなんだよ」
謙吾「だけど、来てほしい人達は結構いるんじゃ」
無月「だから行かないんだよ、『周りの大人に暴走する人間』を止めてもらえるようにするためにな」
無月「実際、『デメリット』が発生しなければ、『注意喚起』すらしないのが世の常だからな」
無月「イベントの少ない関西にとっては痛手だが、同じことが繰り返されないためにも必要なことだと思う」
謙吾「(絶対めんどくさい人って思われてるだろうな…)」
謙吾「でも兄さん、本当にそれでいいの?」
無月「『俺がイベントに行ったり』『サポートすること』『弄られて当然』が当たり前になっているからな、利益が出るから『調子に乗っている人』が最近目立つ」
無月「別件だが、『メッセージ性』で俺を追い込んでくるようなことをしている輩もいるからな、休憩がてら一旦避難した方がいい」
無月「『人を虐めたり、面白がって得た話題性』など無意味だと思い知らせる必要がある」
謙吾「(頑固な兄さんにここまで言わせたら、もう引かないな)」
無月の頑固さを誰よりも知る謙吾であった。
愚問愚答。




