外伝 おおかみの補足part6
犬星家、一室。
開祖「こら、起きんか、我が子孫」
無月「(´Д⊂ヽなんスか」
寝ぼけ眼で起きる、無月。
無月「え、誰?」
開祖「ワシはお前の母方の先祖じゃ」
無月「(・・;) 」
思考が完全に停止する、無月。
無月「( ゜д゜)ハッ!」
開祖「理解したようじゃな、流石は我が子孫」
無月はこれが夢であること、そして、目の前にいる人物が母方のご先祖様だと即座に悟った。
無月「それで、今回はどういう用件で私の夢においでなさったのですか?」
開祖「うむ、それはな、『今の我が聖衣家』は家督を含め『政治』に携わる人材がおらん」
無月「はい、確かコーヒーメーカーの社長さんですよね」
開祖「そうじゃ、我が子孫ながら『商業ばかり』とは実に嘆かわしい」
無月「(まぁ某武将に仕えていたりって人だから、そう思って当然だわな)」
無月「で、それで私目にどうしろと」
開祖「お前もワシと似て、頑固じゃろうから『政治家』になれと言っても聞かんじゃろう」
無月「はい」
開祖「(即答じゃな…ワシって威厳ない?)」
開祖「コホン、犬星無月いや、犬星鷏一よ、お前はこの日本を良き国にせよ」
無月「(流石、豪傑で知られ、勝手に合戦へ赴いた人だ…とんでもねぇこと言ってらぁ…)」
無月「まぁ今、私が行っている活動が少なからず。日本を明るくすることだと思うので、しょ、承知しました。」
開祖「(`・∀・´)エッヘン!!」
無月「(やっぱ、この人、俺と同じタイプだ)」
開祖「ところで弟の方はどうじゃ?」
無月「はい、今は東の都へ、遠征に行っております」
開祖「ほう、嫁探しか?」
無月「(なんでそうなる)」
無月「弟は芸の道を極めるために、日々精進しております」
開祖「なんじゃ、嫁探しではないのか(´・ω・`)」
無月「たつさん呼びましょうか?」
開祖「それは困る、ホント困るからやめて」
『たつ』とは開祖の奥さんのことである。
開祖「と、ということでな、日本のことは頼んだからな!」
そそくさと消えていく、開祖。
無月「か、開祖っぽくねぇ、立ち去り方…」
無月「まぁやることは変わんねぇ、俺はただ『責務を全うする』それだけだ」
決意を新たに、覚悟を決めた無月であった。
血筋が予想通りなら、ここ4年間の疑問も何となく納得がいく。




