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外伝 おおかみの補足part4

犬星家、道場。


謙吾「兄さん、本当にこれでいいの?」


剣の稽古をしている無月に話しかける謙吾。


「バシーン!」


鋭い二連撃が木人形に放たれる。


無月「うーん、お前も何もわかってないんだな」

無月「俺は、『日本の利益』を第一に考えている、『優しい紳士』と思われてしまっているが、俺はそんな人間じゃない」

無月「俺は、『現実主義者』で『見込みのない者は見捨てる』、そうでなければ3年間も活動できていなかった」

無月「全てを救おうとは思っているが、現実問題、それは限りなく不可能に近い、『理想はあくまで理想』」


無月の心情を知り、少し悲しげになる謙吾。


無月「今、この日本は『裏で動いている大きな組織』に中枢を支配されている」

無月「総理大臣もそいつらの言いなりかもしれない」

無月「つまり、『俺たち国民』は日本人でありながら、『日本ではない国』に住んでいる可能性がある」

無月「このままではいずれ日本という国自体が実質存在しなくなってしまう」

無月「俺はそれを防ぎたい、そのためなら誰に嫌われようが、『一生一人』だろうが構わない」


謙吾「決意は固いんだね」

無月「そうじゃなきゃ3年間も頭の悪い人達の『名指しではない誹謗中傷』に耐えられてねぇよ」


ここ最近でも、立場を利用した『無月への当てつけ』のような発信をしている者達がいる。


謙吾「(通り魔、放火事件など、『過剰なストレスを抱え起きた事件』と同じようなことになりかねない状況でも、耐えてるんだよな…)」

謙吾「(『弱肉強食』と言えば聞こえはいいけど、『度を越した誹謗中傷』になっていることに気付いているのだろうか…)」


無月「まぁ、全部7月までって決めてるから、それまで精一杯やるよ」

無月「もう呆れ切って面倒になってるからな」


謙吾「(もうそこまで来ちゃったのか)」


無月「もう十分、色んなものが『クロス』した、もう俺は必要ない」


「バシーーーーン!!」


決意を新たに剣の稽古を再開する無月であった。

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