表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/69

episode8 イベント概要

会場内控室。


陽月&葉瑠&那虎&都話「あー、疲れた」

無月「よし、これで一通りはクリアだな」

無月「あと数分で大会が開始されるから、少し休憩しようか」

陽月&葉瑠&那虎&都話「了解」


それぞれ休憩に入る。


無月「……」


一人、男子トイレに向かう無月。


謙吾「……」


メモ帳を取り出し、念入りに熟読する無月。


謙吾「兄さん、『英知の眼』を使ったね」

無月「け、謙吾か…仕方ねぇだろ、時間がなかったんだから」


『英知の眼』とは、犬星神月から与えられた『魔眼』の1つ。

脳を活性化させ、情報の処理速度を向上させる、青い眼。


謙吾「その目は脳への負担が他の眼よりも大きいから、基本的に使っちゃ駄目だよ」

謙吾「ちゃんと僕、認識出来てる?」

無月「大丈夫だ、ちょっと忘れかけてたけど、メモでなんとか繋ぎ止めた」

謙吾「そう、ならよかった」

謙吾「くれぐれも、陽月さんや葉瑠がいるところでは、その眼の使用は控えなよ」

無月「わかったわかった」

──25年前。


「タッタッタッ」


雑巾がけをする幼き無月。


無月「あー、チョーメンドイ」

神威「こら、無月、サボるでない」

無月「げ、じっちゃん」


彼は聖衣神威(くろすかむい)、無月の母方の祖父である。


門弟A「まぁまぁ、師範、落ち着いて」

門弟B「無月、俺らに剣道で一本取れたら、雑巾がけを変わってやってもいいぞ」

門弟C「おいおい、子供が大人に勝てるわけないだろ」


無月「その言葉、忘れないでよ」

門弟B「お、やる気か、よーし」


神威「全く、調子のいい奴等じゃ」


門弟達に任せ、その場を離れる神威。


数分後。


無月「これで終わり!」


「バシーンッ!」


無月の剣が門弟を襲う。


門弟C「マジかよ、何だあの曲芸みたいな剣捌きは」

神威「……」


一部始終を眺めていた、神威。


本来、剣を握る手は、持ち替えることはしない、切り返すものである。

しかし、無月は剣を振り下ろすと同時に下側の手の握りを外し、振り下ろすと同時に持ち手を入れ替えていた。


門弟A「師範…」

神威「あれは犬星の剣技なのか?」

門弟A「いえ、あれは無月の我流だと思います」


神威「ふむ、仕方ない」

神威「無月、ちょっと来い」

無月「ん、どうしたじっちゃん」

神威「お前は今日から『二刀流』を極めろ」

無月「え、何で急に」

神威「もう『一刀流』には飽きているんじゃろ?」

無月「(じっちゃん、心でも読めんのか)」

無月「じっちゃんが言うなら、そうするよ」


謙吾「( ´ºωº` )ポカーン」


試合を観戦していた謙吾。


神威「謙吾よ、無月を飽きさせてはならんぞ」

謙吾「わ、わかったよ、お爺ちゃん」


──京ヒムイベント会場、特設ブース。


勝豪「よーし、そろそろイベントを開始するよー!」

女性客一同「ハーイ♪」


無月「(黄色い声援が凄いな)」

陽月「無月さんもああいう声援受けたいんですか?」

無月「まぁ嬉しいだろうけど、基本的に『好きでもない人』からの黄色い声援は何とも思わないな」

葉瑠「兄さまは『ミーハーな子』は苦手ですからね」


謙吾「(正確には自分に向けられる黄色い声援が苦手なだけなんだけどね)」


遠目に眺めながら、無月の感情を心の中で語る謙吾。


イベントスタッフ「それでは、参加者の皆様はこちらでくじをお引きになってください」


勝豪「今回の参加者は抽選で当選した、60人」

勝豪「6人1組のチームを10チーム組んでもらうことになります」

勝豪「まず、各々にくじを引いてもらい対戦相手を決定、そこで対戦した者同士が勝敗に関係なく同じチームとなります」

勝豪「つまり、対戦を計3回行ってもらいます」


イベントスタッフ「タイムスケジュールとしては、チーム選抜試合3回、チームによる早押しクイズ、チーム代表者によるチーム対抗戦」

イベントスタッフ「早押しクイズ、チーム対抗戦の合計得点で順位が決定という形式になります」


葉瑠「兄さま、これホントに考えたんですか」

無月「あぁ、だいぶ前から寝ずに考えてた」

天の声「ただ、頭の中でずっと形にしていなかったのは内緒だ」

葉瑠「(何か聞こえた気が…)」


イベントスタッフ「それでは、スクリーンをご確認してもらい、対戦卓へ着席ください」

勝豪「皆、頑張ってねぇ~♪」

女性参加者一同「ハーイ♡」

那虎&都話「ハーイ♡」


無月「(´•ω• ก̀)ヤレヤレ」

葉瑠「めっちゃ楽しんでるやん」

陽月「対戦は皆ばらけたみたいですね」

無月「まぁ初戦だからね」


謙吾「僕は那虎さんとか」

那虎「そうみたいですねぇ」

謙吾「え、もしかして正体バレてる?」

那虎「そりゃもう」

謙吾「それにしても、兄さんがどの色を選ぶのか、気になるな」

那虎「え、赤じゃないんですか?」

謙吾「うーん、多分違うと思うよ」


謙吾の予想通り、無月はいつもと違うデッキを選択していた。


無月「よし、試運転も兼ねて、張り切っていくぞ~!」

女性参加者A「対戦よろしくお願いします」

無月「はい、よろしくお願いします」


先行、無月、パートナー『シェリー』、事件カード『あばよ…名探偵!!』。

後攻、女性参加者A、パートナー『赤井秀一』、事件カード『さざ波の魔法使い』。


女性参加者A「黒、珍しいですね」

無月「今月から組んだデッキで今絶賛研究中です」

陽月「(黒はまだまだパワーが足りないデッキ、それをどこまでデッキビルドとプレイヤースキルで引き上げるのか)」


難しい顔で無月の卓を凝視する陽月。


男性参加者A「あのぉ~」

陽月「あ、すみません、対戦でしたね」


先行、男性参加者A、パートナー『工藤新一』、事件カード『ピアノソナタ「月光」殺人事件』

後攻、陽月、パートナー『メアリー』、事件カード『緋色の帰還』


比呂「お姉さんが対戦相手?」

葉瑠「そうだよ、よろしくねぇ♪」

比呂「うん、よろしく!」

葉瑠「(こんな小さい子も参加してるんだ)」


先行、葉瑠、パートナー『毛利蘭』、事件カード『小さくなった名探偵』

後攻、比呂、パートナー『怪盗キッド』、事件カード『怪盗キッドの瞬間移動魔術』


無月「( ̄ー ̄)ニヤリ」

謙吾「兄さん、葉瑠に小さい子をわざと当てがったね」

無月「(・з・) ~♪」


惚ける無月。


勝豪「それでは、ショータイムの始まりだー!」


次回、全ての卓の試合が始まる。

謙吾「作者さん、まだ対戦じゃないですやん」

作者「すまん、マジでスマン」

謙吾「まぁ、ここ最近バイト尽くしでしたからね」

作者「色々と頑張ります」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ