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転生した先で  作者: 東雲三日月
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④︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎戦士の証・剣の才能開花

 女戦士となった私と力哉と健二は、古い書物や伝承を頼りに、剣に宿る力の秘密を解明しようと、日々の訓練の後、どんなに疲れていても探求を怠らずに、重ねていく日々を送っていた。


「なぁリア、これって解明することに何か意味があるのか?」


「⋯⋯」


「そもそもリアって義人だった頃は勉強が大嫌いだったじゃんか、だからって訳じゃないけどさ、そもそも何でそんなに調べる必要があるんだよ、剣の上達なんて実践とか、もしくは才能とかじゃないの?」


 こちらの世界では面倒なことはしたくないのか、力哉がリアにそう言った。


 「てへへ、そ、そうだったっけかなぁ」


 私はそう言って舌をペロッと出すと微笑みを浮かべる。


 わざとらしく見えてしまうかもしれないけれど、決して惚けようとしてやってる行為ではなく、力哉にそう言われたところで、全く思い出せなかいからだった。


「おいおい、惚けるなよ、そうだっただろ!調べ物の課題とか、いつも俺か健二任せで、自分でやったことなんて一度も無かったじゃんかよ」


「まさか、まさか⋯⋯流石にそれは⋯⋯」


 頭を捻り惚けてる様子のリアが気に食わないのか、力哉は「それくらい覚えてるだろ」と少し苛立ち気味で言ってきたけれど、流石に覚えていそうな出来事なのに、どういうわけか転生前のことを少しずつ忘れかけている私からしたら、本当に何も思い出せない。


「それはそうと、力哉、解明することに意味があるのかってことの質問なんだけど⋯⋯確信は持てないけど、でも、私たちが剣の力を使いこなすためには、その秘密をしっかり知る必要があると思うのよね⋯⋯まぁ、勘っていうか、何となくなんどけど⋯⋯」


 調べたことによって、もっと自分達が強くなれるがどうかは分からないけれど、今やってることには意味があると思ったから、私はそのことを力哉に伝える。


「ね、健二も必要だと思うでしょ?」


「う、うん、そうだね」


 以前はお調子者だった義人だったが、リアとなった今は力哉のその問いかけに真面目に答えるものだから、力哉と健二はなんだか調子が狂う。


「確かに、リアの言う通りそうかもしれないけどさ⋯⋯ここまで来たら調べることを辞めるのは勿体ないか」


 力哉は納得しきれない様子でそう言った。


 すると、そんな力哉を見て、健二が口を開いた。


「僕もリアの言う通り、剣の力を持つ者になった以上、その力を最大限に引き出す方法を知ることが戦いにおいて重要だと思うよ。

 それに、今まで調べてきて分かったことだけど、古代の神秘的な存在に関わる剣の力なんて、なかなか興味深いじゃないか」


「確かに、少し興味深いかな」


「そうだろ、力哉、それに、自分自身の魂と結びつけるっていうのも、何か特別な感じがする」


「まぁ確かに特別な感じはするかな、健二」

 力哉は言い終えると、健二の方を向き頷いた。


「これからは瞑想や特殊な訓練法を試してみて、自分自身と剣の結びつきを深めることが大切なのかもしれない 。それができれば、もっと強力な力を引き出せるかもしれないし、戦いにおいても有利になるんだと思う」


 その後も健二は話を続ける。


「そうだね。訓練の成果が現れ始めたら、私たちの戦闘技術はさらに向上すると思う。剣を振るうだけでなく、剣から放たれるエネルギーを自在に操ることもできるようになったんだから、これまで以上に強敵に立ち向かえるはず」


 健二の話を頷きながら聞いていた私は、彼に対してそう答えた。 「でも、今後は他所の世界からきた僕達の力を欲する者たちも現れるかもしれないね。この力は何故か他の戦士達は持ち得ていないから、魔族や邪悪な勢力に狙われるのは当然のことだと思うけど、三人で協力して新たな戦いに身を投じる覚悟が必要だと思うんだ」


 次に、健二はそう言うと、誇らしげに微笑んだ。


「そうよね。だからこそ、私たちは団結して剣の力を守り抜き、平和を守り抜く。どんな困難が待ち受けていようとも、絶対に負けてなんかいられないわね!」


  私は手を握りしめ拳を作ると、力強く言い放つ。


「それだけは約束するよ!リア、健二、仲間として、そして戦士として共に闘おう」


 力哉は立ち上がると、そう叫んんだ。


「そうだ、力を合わせて、絶対に勝利を掴み取っていこう!」


 健二も立ち上がるとそれに応じた。


「みんな、ありがとう。私たちの戦いはまだ始まったばかり!これから先、一緒に力を合わせて頑張っていきましょう!」


 こうして、私は決意を新たにした。


  ☆


 ――おー!! 円陣を組んで気合を入れる。

 私たちは剣に宿る力の秘密を探求していく中で、これまで以上に一致団結し誓い合い、そして、やっと剣の起源についての情報を見つけることができた。


 剣は古代の神秘的な存在と関連しており、その中には戦士たちに力を与える力を宿していることを知った私たちは、調べたことにより、その力を引き出すためには戦士自身の魂の力も必要だということを得ることに。


 こうして、私たちは自分自身と剣の結びつきを深めるために、許可を得て瞑想や特殊な訓練法を取り入れることになり、それによって内なる力が覚醒し、剣の強力な力を引き出すことができるようになった。


  お陰で、訓練の成果は想像以上に早く現れ始める。


 そう感じることが出来たのは、最初の頃は私たちがこの剣を振るうだけで精一杯だったのに、今では剣から放たれるエネルギーを自在に操ることができるようになったからだろう。


  ︎︎最初の頃は、あんなに重くて持ち上げるだけでも大変だったのに、今ではこんなにも軽やかに操れるようになっている。


  剣の重さ何てあったかどうかも分からない程、軽々と持ち上げることが出来るようになっているのは、不思議という感覚でしか無かったけれど、それは力哉も健二も感じている事だった。


兎も角、これにより、私たちの戦闘技術は大幅に向上し、短期間で仲間たちからも一目置かれる存在となっていったのは、とても凄いことなのだろう。


  しかし、突然洗われた新入りの私たちがどんどん急成長を遂げて行く中で、当然ながら剣の力は周囲に広まり、外へと漏れていくことで羨ましがり、欲する者たちも現れ始めていった。 どうやら、噂では、周囲に広まったことで、私たちのことを知った魔族や邪悪な勢力が剣の力を手に入れようと企んでいるらしい。 私たちはこれから先、仲間と協力し、新たなる戦いに身を投じることになるのだろうか。

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