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どうにも体型を気にしてるらしい

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

好色な手の二人だと思います。

彼氏は相変わらず歩く○○○です。

付き合っている彼女は、どうにも体重を気にしているらしい。何時もならばお菓子を貰い次第嬉々として封を破って口に放り込むのに、最近は少し困った様な顔で鞄の中に仕舞い込む。その様が可愛くて、お菓子をあげる頻度が上がった事は黙っておく。週二で漫画と共にあげていたのが、週一になった程度だが。

だがつい最近、意を決した様に彼女の方から口を開いた。

「ごめんね。最近ちょっとダイエットしていて、お菓子控えてるんだ。終わったら食べるから」

「へぇ。そうなの? 週一に一つくらい食べても太らないよ」

勿論知っていた。ダイエットしているのも、終わったらちみちみ食べるのも。それを見越してお菓子をあげていた。このまま行くと、苦行に耐えかねて自暴自棄になりそうだし。

「まぁ、無理しない程度に」

それから数日後、何かが切れたように、貰ったお菓子はちみちみ食べるようになった。訳を聞くと、食事制限は向いてないから、人から貰ったものは食べる事にする。との事。だがしかし、少し不安げに此方を見る。

「その……この間……君の家で漫画読んだ時……。帰って鏡で全身見て……その……脚……」

「あぁ。泊まって朝帰りした時のこと?」

「もうっ!!」

必死になって誤魔化していたのを、明るみに出されたのが気に入らないらしい。ぺしぺしと腕を叩かれた。でも全然痛くない。加減しているのが分かるからただ可愛いだけ。

しかし気を取り直して真顔になり、一つだけ問い掛けた。

「脚が太いって思われたら嫌だなと」

「……」

ふと、視線を下ろしてスカートに覆われた脚を見る。そうして思い返すのは、触れた時の感触だった。

許しを乞うて、布の中に手を入れた時のこと。軽く表面をなぞると、しっとりとした脂肪が指に吸い付いてきた。元々、脂肪も筋肉も付きやすい体質らしく、むっちりとしてる。そうして確かめる様に、掌全体で押さえ付けるとゆっくりと沈み込む肉の感触。皮下にあるのは、確かに感じる筋肉の柔らかさ。

この子、鍛えてる。特に脚。多分、何かしらの筋トレをしているのだろう。

そうして数日後、お菓子を控えるようになった。多分、剥かれた自分を気にして何時もよりも重い負荷を自らに課したのだと察した。

努力するのは素敵な事だけど、今のままでも、かなり無理してない?

「やっぱり太いって思ってたの!?」

ぼんやりと回想を広げていると、空気を割くような絶叫が前から聞こえてきた。髪を逆立てて、顔を真っ青にして。

「今のままが好きだから。そのままで。筋トレ頑張ってね」

「何で知ってんの!?」

「いや、ダイエットと言ったら筋トレかなと」

そう言うと、顔を赤くして俯いた。それからも彼女は貰ったものをちみちみやってる。食べてる姿はやっぱり可愛い。

漫画貸す次いでにお菓子あげてるといいなーと。

頬袋もむもむしていたら、良いなーと。


前々からそれなりに鍛えてはいたけれど、改めて気になって重しをかける話。

ダイエット期間中はお菓子は一切禁止にしてそうですね。

でもそこまで過度な食べ方してないから、あの筋肉の付き方な訳で。心配故に太らない程度にお菓子あげてそうですね。


やたら彼がベタベタと触るのは単純に、好きな物には触れていたい、そして視線以外の情報収集として。

様々なものを使って、相手のことを見てます。


目が悪いと良いなー!! 眼鏡かけてると良いなー!!

(目に特徴があるキャラが好き。目と口に色気、以下略)


それはそれとして、歩く○○○だとも思ってますよ。


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