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Smile door  作者: ムスタングス
3/5

友人チャレンジ

よろしくお願いします


二人に任せたまでは良いのだが、やはり不安だ。


二人は任せて付いてくるなと言っていたのだが心配になり僕は二人に気づかれない程度の距離から二人をつけた。


「あ!あの!」


と、最初に声をかけたのはひなせだった。


最初の声の掛け方は、僕と同じなのがちょっと不安だ。僕の場合はアレで失敗したからな、、

しかし女の子に声をかけるのが女の子、これは良い案だ。


ひなせならば女の子同士、気も少し和らぐかもしれない。


と、思ったのはその一瞬だけのことだった。

僕の期待は大いに外れてしまって、その理由とは、ひなせが発した次の言葉だった。


「えっと!ケイくんが!、じゃなくって大今くんが、山本さんと、友達になりたいんだって!」


ちょっといきなり過ぎないか??しかも僕の名前を出すなよ、出すとしても早すぎやしないか?


まずこういう場合は、自分友達になりたくてから始まり、その後に他の人も友達になりたいんだってという感じにしないか?


でもまぁ、伝えたいことは伝えてもらった。


でもしかし、自分の口から言ってないってかなり僕恥ずかしいんじゃ、、このくらい自分の口から言えよとか思われてそう。


朝自ら突っ込んでいったのもあって、、


こうなったら、僕もひなせに続いてもう一度突撃しようと思った時。


「そ!そうなんだよ!アイツお前のこと大好きみたいでさぁ!」


なんて事を今度は健太郎がきょどりながら言い出す。


ちょ!?急になんて事を、それに大好きだなんて言ってないし!


「だ、大好き?」


山本さんも健太郎の言った言葉に戸惑ってるし、、


「あ!いや、大好きじゃなくて、えっとその、、」


と、健太郎は口をモゴモゴとさせながらそう言う。


「で、要するにどういう事?」


と、山本さんは二人に聞く。


「「と、友達になりたい!んだって、、大今くんが、、」


と、二人は最初は大きく徐々に小さくなっていく感じでそう言った。


「ごめんなさいって、大今くんに伝えておいて」


彼女はキッパリとそう言った。

まぁ、この場合は仕方がないなぁ、、


「「あ、、は、はい」」


二人はその反応に言葉が出なかったようで、口をムグッと紡いでトボトボと教室の方へと歩いて帰ってきた。


僕はちょっとショックながらも二人に気づかれないように先に小走りで教室へと帰った。



ありがとうございます

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