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続・殺人寄生虫

作者: 伊藤由美

アメリカ映画「殺人寄生虫」

あの別バージョンが、わが国で現実になっている。

長さ5m~10mのサナダムシで、若い美女、ナイスバディーの人だけに寄生する。


ある大都市圏の女子高。

サナダムシが寄生したJK、仮名はA子。

数か月前から時々腹痛が。

それ以外には特に症状はなく、学校を休むほどではなかったので、ふつうに通学していた。


ある日、平日の放課後。

A子は「お尻」に違和感があり、すぐトイレに駆け込んだ。

「お尻」というのは、ズバリ肛門。


ショーツを下ろして便座に腰かけていると…

肛門から何かが出ている。

ひものような感じ。

次から次へと出て来る。

A子は、「何か細長くて、かなり長い物が出ている」


腰を少し上げ、便器の中を見たら…

薄茶色でひも状の物が。

肛門からこれが出て来る感覚がまだ続いた。


5分ほど経って、「ひも」が出て来るのがようやく止まり、A子はほっとした。


その瞬間に、便器の中をいっぱいにしていた「ひも」が開いた脚の間、つまり、お股のところから外に飛び出して…


A子の首にからみ付いて、強い力で首を絞めた。

やがて…

彼女は絶命。


いつも彼女といっしょに帰る友だちが、いつまで経ってもA子が戻って来ないのを不審に思い、トイレに走った。

個室の1つが使用中で、ノックしても応答なし。



途中を省略して、くだんのサナダムシ。

A子が絶命した後に、空気中の粉塵サイズに。

その数は…

1万超…

肉眼では見えない。

拡散する範囲は、数kmの円内。

服や髪、皮膚、粘膜にすぐ付いて、いろいろなところに運ばれる。


これが「次の宿主」に寄生して…

寄生されるのは最初に書いた通りの人。


次の犠牲者は…


(完)

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